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2022年11月09日
ブラダー(BC) バンジー加工!
ご依頼がありましたハルシオンのブラダーにバンジー加工を施工いたしました・・・。
ハルシオンのブラダーのデザイン的にちょっと制限はありましたが、こんな感じに加工させて頂きました。
本当は真上の真ん中にもう1本バンジーコード入れたかったのですが、ハルシオンのブラダーは真中に大きなロゴワッペンが入っているので上手くまとまらない事と、その後ろ側には持ち手となるハンドルも縫い付けられているので、無理やり通すとバランスが悪くなるので真中は入れませんでした・・・。
今回は鮮やかなオレンジ色のブラダーだったので、金属メッキではなく樹脂製のオレンジが映えるブラックカラーのハトメでカラーの統一感を出してみました・・・。
悪くないと思います。(笑)
送られてきたこの方の無駄のない・・・でもきっちりとまとまっているハーネス、ブラダーを見てやはりダイビング自体にこだわりを持って潜り込んでいるかなりの上級者の方なんだろうなーと直感で思いました・・・。
私もこの道何年・・・という技術屋ですから、器材を一目見ただけで、どこで・・・どんなダイビングを、どのように潜っているのだろうかという事は本人に直接会わなくても大体わかります・・・。
先日のテレビで、格闘家の堀口恭司氏が出てましたが、「ジャンプしただけで運動神経がいいか悪いかすぐわかる」と言っていましたが、私も大体わかります・・・。
これは一つの事を追求してくると段々理解できてくる「因果関係」と言うもので、目的に到達するまでの過程や所作の段階でその先を言わなくても見なくてもその結果の予測が大体わかってしまうと言うものです。
道具一つ見れば、大体どんな性格なのかまで大方わかります。
そうじゃなければこんな細かくてマニアックな技術や作業・・・やってないですから・・・!
勿論会った事などありませんが、このブラダーの持ち主のどこでそれを特に感じたのかと言うと・・・、結束バンドの種類と処理の仕方です・・・。
それだけじゃないのですが、特に結束バンドの処理と使い方に私と近いものを感じましたね・・・。
構造上、結束される部分がどうしても四角く外側に飛び出るように出っ張る事になりますが、ただでさえ結束された後の余りの髭部分は当然面一でカットして切り口がバリのように飛び出さない様、特に私は常にこの部分には細心の注意を払っています。
少しでもバリが出っ張っていたら、見た目だけでは気が付かなくても、ふいに触れてしまった時に肌を切る事になり怪我をする可能性が高くなるからです。
ですが、そのバリ処理は当然だとしても、どうしても四角残るく出っ張る構造だけは物理的に仕方ないと考えていましたが、確かに角を落として少しでも丸みを出している四角い頭でも、水中でふやけた指先や掌などがグッと押し当てられて切ってしまう場合も多々あります・・・。
実際私自身も何度か掌を切った経験がありますので、結束した後四角く出っ張る残る部分がなるべく手や物と干渉しない方向に向けて毎回向きを考えて処理していました。
製造メーカーですら、新品の時からどこにでもある普通の結束バンドで当たり前のように留めて販売されてくるものですから、普通はこの部分に疑いを持つ人の方がかなり少ないのだろうと思います・・・。
しかしこの方は、四角く頭の出っ張りが残らないタイプの結束バンドをわざわざご自身でチョイスして付け替えていました。
消耗品として扱うものの割には値段的にも割高で高いですし、適合するものを見付けてくるのも一般の方の環境的に中々難しいかもしれませんし・・・。
バンジー加工の作業に入る前にこの部分を見て、あっ、やる人だなー・・・と気が付きました・・・。
これは経験と意識が無いとなかなか理解できないマニアックな部分ですよね確かに(笑)
そこで今更ながらですが、私自身、これに触発されて一般的にどこでも売られている通常の結束バンドに四角い出っ張りで違和感やケガをしない様にプロテクターというか、簡単にカバーできるような物をちょっと設計して作ってみる事にしました!
自分では気に入って満足する出来上がりですが、それは次回で改めてご紹介しますね!
旭潜水技研
http://asahi-scuba.jp
ハルシオンのブラダーのデザイン的にちょっと制限はありましたが、こんな感じに加工させて頂きました。
本当は真上の真ん中にもう1本バンジーコード入れたかったのですが、ハルシオンのブラダーは真中に大きなロゴワッペンが入っているので上手くまとまらない事と、その後ろ側には持ち手となるハンドルも縫い付けられているので、無理やり通すとバランスが悪くなるので真中は入れませんでした・・・。
今回は鮮やかなオレンジ色のブラダーだったので、金属メッキではなく樹脂製のオレンジが映えるブラックカラーのハトメでカラーの統一感を出してみました・・・。
悪くないと思います。(笑)
送られてきたこの方の無駄のない・・・でもきっちりとまとまっているハーネス、ブラダーを見てやはりダイビング自体にこだわりを持って潜り込んでいるかなりの上級者の方なんだろうなーと直感で思いました・・・。
私もこの道何年・・・という技術屋ですから、器材を一目見ただけで、どこで・・・どんなダイビングを、どのように潜っているのだろうかという事は本人に直接会わなくても大体わかります・・・。
先日のテレビで、格闘家の堀口恭司氏が出てましたが、「ジャンプしただけで運動神経がいいか悪いかすぐわかる」と言っていましたが、私も大体わかります・・・。
これは一つの事を追求してくると段々理解できてくる「因果関係」と言うもので、目的に到達するまでの過程や所作の段階でその先を言わなくても見なくてもその結果の予測が大体わかってしまうと言うものです。
道具一つ見れば、大体どんな性格なのかまで大方わかります。
そうじゃなければこんな細かくてマニアックな技術や作業・・・やってないですから・・・!
勿論会った事などありませんが、このブラダーの持ち主のどこでそれを特に感じたのかと言うと・・・、結束バンドの種類と処理の仕方です・・・。
それだけじゃないのですが、特に結束バンドの処理と使い方に私と近いものを感じましたね・・・。
構造上、結束される部分がどうしても四角く外側に飛び出るように出っ張る事になりますが、ただでさえ結束された後の余りの髭部分は当然面一でカットして切り口がバリのように飛び出さない様、特に私は常にこの部分には細心の注意を払っています。
少しでもバリが出っ張っていたら、見た目だけでは気が付かなくても、ふいに触れてしまった時に肌を切る事になり怪我をする可能性が高くなるからです。
ですが、そのバリ処理は当然だとしても、どうしても四角残るく出っ張る構造だけは物理的に仕方ないと考えていましたが、確かに角を落として少しでも丸みを出している四角い頭でも、水中でふやけた指先や掌などがグッと押し当てられて切ってしまう場合も多々あります・・・。
実際私自身も何度か掌を切った経験がありますので、結束した後四角く出っ張る残る部分がなるべく手や物と干渉しない方向に向けて毎回向きを考えて処理していました。
製造メーカーですら、新品の時からどこにでもある普通の結束バンドで当たり前のように留めて販売されてくるものですから、普通はこの部分に疑いを持つ人の方がかなり少ないのだろうと思います・・・。
しかしこの方は、四角く頭の出っ張りが残らないタイプの結束バンドをわざわざご自身でチョイスして付け替えていました。
消耗品として扱うものの割には値段的にも割高で高いですし、適合するものを見付けてくるのも一般の方の環境的に中々難しいかもしれませんし・・・。
バンジー加工の作業に入る前にこの部分を見て、あっ、やる人だなー・・・と気が付きました・・・。
これは経験と意識が無いとなかなか理解できないマニアックな部分ですよね確かに(笑)
そこで今更ながらですが、私自身、これに触発されて一般的にどこでも売られている通常の結束バンドに四角い出っ張りで違和感やケガをしない様にプロテクターというか、簡単にカバーできるような物をちょっと設計して作ってみる事にしました!
自分では気に入って満足する出来上がりですが、それは次回で改めてご紹介しますね!
旭潜水技研
http://asahi-scuba.jp
Posted by TAKEちゃん at 17:36│Comments(0)
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