2013年08月02日
ジンベエザメを・・・!
今更ながらだけど、遡ってみればウチはもともとジンベエザメとの経験や生態知識がちょっと豊富だったことで、沖縄でのダイビングが始まったといっても過言ではない・・・。

しかし、ここしばらく色んなアドベンチャラスなテーマに手を出しすぎてきて、原点であったジンベエとの活動に最近あまり力を入れていなかったと少し反省している・・・。
自分の得意なフィールドとして・・・、例えばUSS Emmonsのようなレックダイビングで言えば、最初は誰しも沈没船としての全体像ばかりを捕らえたがるけど、だんだん精通してくるに連れて個々のパーツパーツや部品などに興味がわいてくる・・・。
すると今ではあの巨大な構造物を背中にして、海底に散らばっている残骸の一つ一つを調べながら潜る羽目になっている・・・。
でも、レックダイブとしては結局これが面白い・・・!
ジンベエにしても、兎に角特徴的ないい写真やかっこいい写真を撮ろうと最初はジンベエの全体像ばかりを追いかけるが、今では生態の部分部分を切り取って捕らえることが楽しいし、その先に更なる生態を知る大きなヒントが待っているような気がしてならないのだ・・・。

今僕がジンベエザメに対して興味を持っているのは、鰓(えら)である。
根拠はまだまだ薄いのだが、固体の鰓の状態を調べることで、その固体の健康状態を知ることが出来ることは今までの経験上で解っている・・・。
マグロの買い付けで、鮮度を調べるのにも鰓を必ずチェックするでしょ!
あれと同じで、恐らく健康状態のバロメーターとして、鰓に症状が出やすいんだと思う。
さてここからが先に繋がる問題として、鰓の状態がジンベエや魚の健康状態のバロメーターになるとして、もしかしたら鰓をもっと細分化して追及してみると、固体の正確な年齢や生まれた海域、そして回遊ルートなども解明できるかもしれないなんて考えている・・・。
鰓に蓄積されたプランクトンやバクテリアの種類や痕跡・・・。
水温や搾餌状況による鰓構造の発達状況の違い・・・なとなど。
鯨にしても、耳垢栓と呼ばれる内耳に溜まる耳垢を調べることで鯨固体の年齢がわかるようになった。

特に調査捕鯨の対象として調べられているミンク鯨の場合だと、海域を夏と冬の季節で移動しているため、水中でのプランクトン養分の多い夏の南極海で捕食のため過ごすと、内耳にこれらが垢として蓄積される。
そして冬を向かえ、暖かい海域に移動する。
その間、大人の鯨においては子育て繁殖も兼ねている。
そして、また夏が来て、氷が溶ける頃豊富な餌を求めてまた極地へ向かう。
そこで再び耳垢が溜まる。
このタームと耳垢として溜まる節が年輪のように重なって増えていく。
つまり、この節目の年輪の数が1年に1本できるので、この数を数えれば固体年齢が解るというものである。
きっと、魚類であるジンベエもそのような部分がある気がしてならない・・・。
可能性があるとしたら、それはきっと鰓なんじゃないだろうか・・・?
お隣の台湾では、この2~3年でついに漁業としてのジンベエ漁を自粛しだしたので、今後沖縄近海にその分捕獲されなくなった数のジンベエが回遊してくる確率が高くなった。
そろそろ本格的に沖縄海域を回遊している野生のジンベエの調査を始める頃にきたんじゃないだろうか・・・。
かつて、世界的に「神出鬼没で、ダイバーが一生に一度出会えるかどうか」と、言われていたこの野生のジンベエザメとの遭遇確立を、なんと90%以上に引き上げた実績がある。
あの西オーストラリアでやってきた6年間に渡るダイビング開拓時代から考えれば、またこれからも何とかできそうな気がしている・・・。
O2DIVE OKINAWA/旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive
しかし、ここしばらく色んなアドベンチャラスなテーマに手を出しすぎてきて、原点であったジンベエとの活動に最近あまり力を入れていなかったと少し反省している・・・。
自分の得意なフィールドとして・・・、例えばUSS Emmonsのようなレックダイビングで言えば、最初は誰しも沈没船としての全体像ばかりを捕らえたがるけど、だんだん精通してくるに連れて個々のパーツパーツや部品などに興味がわいてくる・・・。
すると今ではあの巨大な構造物を背中にして、海底に散らばっている残骸の一つ一つを調べながら潜る羽目になっている・・・。
でも、レックダイブとしては結局これが面白い・・・!
ジンベエにしても、兎に角特徴的ないい写真やかっこいい写真を撮ろうと最初はジンベエの全体像ばかりを追いかけるが、今では生態の部分部分を切り取って捕らえることが楽しいし、その先に更なる生態を知る大きなヒントが待っているような気がしてならないのだ・・・。
今僕がジンベエザメに対して興味を持っているのは、鰓(えら)である。
根拠はまだまだ薄いのだが、固体の鰓の状態を調べることで、その固体の健康状態を知ることが出来ることは今までの経験上で解っている・・・。
マグロの買い付けで、鮮度を調べるのにも鰓を必ずチェックするでしょ!
あれと同じで、恐らく健康状態のバロメーターとして、鰓に症状が出やすいんだと思う。
さてここからが先に繋がる問題として、鰓の状態がジンベエや魚の健康状態のバロメーターになるとして、もしかしたら鰓をもっと細分化して追及してみると、固体の正確な年齢や生まれた海域、そして回遊ルートなども解明できるかもしれないなんて考えている・・・。
鰓に蓄積されたプランクトンやバクテリアの種類や痕跡・・・。
水温や搾餌状況による鰓構造の発達状況の違い・・・なとなど。
鯨にしても、耳垢栓と呼ばれる内耳に溜まる耳垢を調べることで鯨固体の年齢がわかるようになった。
特に調査捕鯨の対象として調べられているミンク鯨の場合だと、海域を夏と冬の季節で移動しているため、水中でのプランクトン養分の多い夏の南極海で捕食のため過ごすと、内耳にこれらが垢として蓄積される。
そして冬を向かえ、暖かい海域に移動する。
その間、大人の鯨においては子育て繁殖も兼ねている。
そして、また夏が来て、氷が溶ける頃豊富な餌を求めてまた極地へ向かう。
そこで再び耳垢が溜まる。
このタームと耳垢として溜まる節が年輪のように重なって増えていく。
つまり、この節目の年輪の数が1年に1本できるので、この数を数えれば固体年齢が解るというものである。
きっと、魚類であるジンベエもそのような部分がある気がしてならない・・・。
可能性があるとしたら、それはきっと鰓なんじゃないだろうか・・・?
お隣の台湾では、この2~3年でついに漁業としてのジンベエ漁を自粛しだしたので、今後沖縄近海にその分捕獲されなくなった数のジンベエが回遊してくる確率が高くなった。
そろそろ本格的に沖縄海域を回遊している野生のジンベエの調査を始める頃にきたんじゃないだろうか・・・。
かつて、世界的に「神出鬼没で、ダイバーが一生に一度出会えるかどうか」と、言われていたこの野生のジンベエザメとの遭遇確立を、なんと90%以上に引き上げた実績がある。
あの西オーストラリアでやってきた6年間に渡るダイビング開拓時代から考えれば、またこれからも何とかできそうな気がしている・・・。
O2DIVE OKINAWA/旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive
Posted by TAKEちゃん at 12:35│Comments(0)
│ジンベイザメ学習SP
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