2012年12月26日
作業ダイブで・・・!
今日は久々の作業ダイビング・・・。
大手ゼネコンからの依頼で・・・、と言っても実際は下請けの下請けの・・・またまた下請けみたいな感じでの現場依頼・・・。
環境水質調査と言うことで、とある米軍基地内に入ってしまっている某ダムの水質調査に出掛けてきた・・・!
現場が米軍基地内と言うことで、微弱でも電磁波を発する機器は持ち込めないとの事・・・、なので今回は画像なし!
しかし相変わらず池や湖、そしてダムなんかでの1本目のダイビングは、かなり緊張する・・・、というかちょっと怖い・・・。
しかも、電磁波を発する物は持ちこめないとの事で、ダイブコンピューター以外はダメ・・・!
ライトさえ持ち込めなかった状態・・・。
そんな中、明かり視界共にゼロの水に入って、水底に堆積した泥を予めブイを打ってポインティングした10ヶ所から水底をシャベルで掘ってバケツいっぱいに採取してくる仕事である・・・。
そーだなー、まず水深8m位までは、濃いさんぴん茶の中を潜ってる感じ・・・。
思いっきり茶色く濁っているが、まだ微妙に太陽の明かりは入ってくるのでダイコンはかろうじて読み取れる・・・。
でも、常に画面が明るく発光している有機ELDのLiquivisionだから見えるのであって、一般的な液晶のダイコン画面はすでにこの時点で120%見えない・・・。
そして8mから下は、墨汁の中を潜っているような真っ暗な暗闇・・・。
目を開けてても閉じていても全く何にも変わらない真っ暗闇の中を、ライトも何もなしでブイの細い細いロープだけを頼りに感覚だけで潜降していく・・・。
真夜中に潜るナイトダイビングの方がよっぽど明るい状況・・・。
水底の17mに到着したのも、ヒザの感覚で何だか水底の泥に埋まった感じがしたのを感じて、その後真っ暗闇の中を手探りで水底を試しに触ってみて、泥の感触が手に伝わってきて初めて水底に到着したんだと分かるのです・・・。
その時点で、Liquivisionをマスクのまん前に持ってきて、かろうじて水深が認識できるほど・・・。
その後は作業を始め泥をほじくり出しはじめたら、真っ暗闇+泥が舞い上がってLiquivisionをマスクにこすり付けて、文字盤が発光しているのもぼんやり程度でついに文字は全く読み取れなくなります・・・。
真っ暗なダムの水底でライトもなしに泥に体が埋まりながら、一人ぼっちで黙々と手の感触と感覚だけで、足元の泥の下の粘土層をスコップでほじり出し、手の感触だけでその泥をバケツに入れていきます・・・。
ずーっと感覚だけで行っているので、かき出したであろう泥が、手元でちゃんとバケツに入っているのかさえも確認できないので、最初の1本目は、こんなもんだろうと上がってきたが、ボートの上でみたら、バケツの中は水だけで空っぽでした・・・。
そんなこんなで、目が見えなくても感覚だけでも手探りで入れられる方法を何とか考え、2本目以降は順調に泥が採取できるようになりました・・・。
すると、ボート上で待っている、今回発注者である大元の大手ゼネコン会社のチーム担当リーダーが喜ぶこと喜ぶこと・・・!
嬉しそうに、いい泥が取れましたねー!って・・・。
この歳まで生きていて、泥だらけになって泥を持ち帰ってきて、こんなに喜ばれたのは生まれて初めて!
ボート上で大笑い!
しかも、今回のこのゼネコンのチームリーダー・・・、女性現場監督!
というよりも、まだ女の子なのである!
歳も僕らよりずっと若くて、しかもこれまた可愛い!
おまけに、今まで2年以上、この巨大なダムの建設現場の責任者とし、無数の職人おっちゃんや荒くれた現場作業員の男供を指揮しながらやってきたと言うのだ!
山の中のダム建設の現場・・・。
そんなの今まで、トレンディードラマの設定上だけのありえない話だと思ってきたが、実際そんなドラマのような本当の話があったんですねー・・・。
そんな彼女が、検査にかけやすい泥を形よく上手く採って帰ってくると、ニコニコしながら嬉しそうに喜ぶこと喜ぶこと・・・。
もう一人の相棒ダイバーと、この彼女の笑顔見たさ一心で、"よーし次はもっといい泥とって来るぞー!"なんて、ハリキッて競いながら暗闇と寒さに耐えながら作業してました・・・!
それと泥だから、臭いこと臭いこと・・・。
最初は、現場でえっ?女監督?
日本全国でも、まだ女性の現場監督はほんの極わずかで珍しいらしく、しかも沖縄では男の世界の象徴のような現場で、女現場監督なんて今まで見たことも聞いたこともなかったそうで、沖縄の工事現場のおっちゃん男共は唖然としたそうですよ・・・。
しかも、若いし・・・。
って、ことで、現場を動かしていくのに相当苦労したそうだ・・・。
女だからと馬鹿にされるし、相手にもしてくれない・・・。
おまけにセクハラの毎日に泣きながら耐えてましたよー・・・なんて、今では明るく話してましたねー。
ある意味、年頃の可愛くて素敵な女性が、まさにクリスマスの日に沖縄の人里離れた山の中のダムで、作業着を着てヘルメットを被り、100%現場のゴッツイおっちゃんたちに囲まれて仕事してるなんて、可哀想と言うか凄いと言うか・・・。
でも今日は、何だか久しぶりに人からいい刺激と影響を貰った感じがしましたねー・・・。
僕は一気にそんなOさんのファンになっちゃいましたねー!
可愛いし、カッコいいし、立派!
そんな風に思ってたら、体中からする泥の臭いも全く気にならなくなった今日この頃でした・・・。
楽しかったなー、泥採りダイブ・・・!
O2DIVE OKINAWA/旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive
大手ゼネコンからの依頼で・・・、と言っても実際は下請けの下請けの・・・またまた下請けみたいな感じでの現場依頼・・・。
環境水質調査と言うことで、とある米軍基地内に入ってしまっている某ダムの水質調査に出掛けてきた・・・!
現場が米軍基地内と言うことで、微弱でも電磁波を発する機器は持ち込めないとの事・・・、なので今回は画像なし!
しかし相変わらず池や湖、そしてダムなんかでの1本目のダイビングは、かなり緊張する・・・、というかちょっと怖い・・・。
しかも、電磁波を発する物は持ちこめないとの事で、ダイブコンピューター以外はダメ・・・!
ライトさえ持ち込めなかった状態・・・。
そんな中、明かり視界共にゼロの水に入って、水底に堆積した泥を予めブイを打ってポインティングした10ヶ所から水底をシャベルで掘ってバケツいっぱいに採取してくる仕事である・・・。
そーだなー、まず水深8m位までは、濃いさんぴん茶の中を潜ってる感じ・・・。
思いっきり茶色く濁っているが、まだ微妙に太陽の明かりは入ってくるのでダイコンはかろうじて読み取れる・・・。
でも、常に画面が明るく発光している有機ELDのLiquivisionだから見えるのであって、一般的な液晶のダイコン画面はすでにこの時点で120%見えない・・・。
そして8mから下は、墨汁の中を潜っているような真っ暗な暗闇・・・。
目を開けてても閉じていても全く何にも変わらない真っ暗闇の中を、ライトも何もなしでブイの細い細いロープだけを頼りに感覚だけで潜降していく・・・。
真夜中に潜るナイトダイビングの方がよっぽど明るい状況・・・。
水底の17mに到着したのも、ヒザの感覚で何だか水底の泥に埋まった感じがしたのを感じて、その後真っ暗闇の中を手探りで水底を試しに触ってみて、泥の感触が手に伝わってきて初めて水底に到着したんだと分かるのです・・・。
その時点で、Liquivisionをマスクのまん前に持ってきて、かろうじて水深が認識できるほど・・・。
その後は作業を始め泥をほじくり出しはじめたら、真っ暗闇+泥が舞い上がってLiquivisionをマスクにこすり付けて、文字盤が発光しているのもぼんやり程度でついに文字は全く読み取れなくなります・・・。
真っ暗なダムの水底でライトもなしに泥に体が埋まりながら、一人ぼっちで黙々と手の感触と感覚だけで、足元の泥の下の粘土層をスコップでほじり出し、手の感触だけでその泥をバケツに入れていきます・・・。
ずーっと感覚だけで行っているので、かき出したであろう泥が、手元でちゃんとバケツに入っているのかさえも確認できないので、最初の1本目は、こんなもんだろうと上がってきたが、ボートの上でみたら、バケツの中は水だけで空っぽでした・・・。
そんなこんなで、目が見えなくても感覚だけでも手探りで入れられる方法を何とか考え、2本目以降は順調に泥が採取できるようになりました・・・。
すると、ボート上で待っている、今回発注者である大元の大手ゼネコン会社のチーム担当リーダーが喜ぶこと喜ぶこと・・・!
嬉しそうに、いい泥が取れましたねー!って・・・。
この歳まで生きていて、泥だらけになって泥を持ち帰ってきて、こんなに喜ばれたのは生まれて初めて!
ボート上で大笑い!
しかも、今回のこのゼネコンのチームリーダー・・・、女性現場監督!
というよりも、まだ女の子なのである!
歳も僕らよりずっと若くて、しかもこれまた可愛い!
おまけに、今まで2年以上、この巨大なダムの建設現場の責任者とし、無数の職人おっちゃんや荒くれた現場作業員の男供を指揮しながらやってきたと言うのだ!
山の中のダム建設の現場・・・。
そんなの今まで、トレンディードラマの設定上だけのありえない話だと思ってきたが、実際そんなドラマのような本当の話があったんですねー・・・。
そんな彼女が、検査にかけやすい泥を形よく上手く採って帰ってくると、ニコニコしながら嬉しそうに喜ぶこと喜ぶこと・・・。
もう一人の相棒ダイバーと、この彼女の笑顔見たさ一心で、"よーし次はもっといい泥とって来るぞー!"なんて、ハリキッて競いながら暗闇と寒さに耐えながら作業してました・・・!
それと泥だから、臭いこと臭いこと・・・。
最初は、現場でえっ?女監督?
日本全国でも、まだ女性の現場監督はほんの極わずかで珍しいらしく、しかも沖縄では男の世界の象徴のような現場で、女現場監督なんて今まで見たことも聞いたこともなかったそうで、沖縄の工事現場のおっちゃん男共は唖然としたそうですよ・・・。
しかも、若いし・・・。
って、ことで、現場を動かしていくのに相当苦労したそうだ・・・。
女だからと馬鹿にされるし、相手にもしてくれない・・・。
おまけにセクハラの毎日に泣きながら耐えてましたよー・・・なんて、今では明るく話してましたねー。
ある意味、年頃の可愛くて素敵な女性が、まさにクリスマスの日に沖縄の人里離れた山の中のダムで、作業着を着てヘルメットを被り、100%現場のゴッツイおっちゃんたちに囲まれて仕事してるなんて、可哀想と言うか凄いと言うか・・・。
でも今日は、何だか久しぶりに人からいい刺激と影響を貰った感じがしましたねー・・・。
僕は一気にそんなOさんのファンになっちゃいましたねー!
可愛いし、カッコいいし、立派!
そんな風に思ってたら、体中からする泥の臭いも全く気にならなくなった今日この頃でした・・・。
楽しかったなー、泥採りダイブ・・・!
O2DIVE OKINAWA/旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive
Posted by TAKEちゃん at 19:53│Comments(0)
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