2011年01月20日
固定概念を打破せよ!
こちらは昨年末からずっと天気が悪くて、海は北風で荒れっぱなしだし、中々快適に海に出られる日も少なかったんですが、今日は久し振りに太陽が顔を出し、ちょっとポカポカ陽気となりました・・・。
太陽見たのは年末からほんと2~3日くらいしかないんじゃないかな・・・?
でも予報は明日もまた北風雨マーク・・・。
まぁ、そんな沖縄でも、今では冬はやっぱりドライスーツ!
冬の定番だったロクハンも、最近では漁師以外あまり見かけなくなってきたような・・・。
ところで皆さんはドライスーツを着るとき、1stステージからのドライホースはどのように取り付けているでしょうか?
やっぱり定番の、LPホースを右の脇の下から通して胸のインフレーターに繋げているのでしょうか?
僕も昔はそんな風にしてましたが今ではちょっと違います!

昔の多くのドライスーツは、胸に付いてるインフレーターが固定式で、インフレータープラグがなぜか右斜め下向き方向に付いていたため、ドライホースは右の脇下から通して取り付けるようになっていました。
多分作った人が考えたところ、当時は全体的に見てそのようなホースの取り回し方が一番効率よかったのでしょう・・・。
現在でも特にこの取り回し方でも基本的に問題はないだろうと思います。
ただし、ドライホースを胸のインフレーターに繋ぐ時は、タンクを背負った後、ちょっと右肩を落とすように傾けて、ドライホースを右脇に見つけてから掴み、脇の下を通して接続!というステップを踏まなければなりません・・・。
しかし、その後僕は気が付きました・・・。
テクニカルダイビングをやるようになって、冬、ドライスーツでWタンクやリブリーザーを背負うときは、いつものシングルタンクのように、右肩を落とすように傾けて・・・なんて出来ないのです・・・!
まぁ、必死に頑張ってやれば出来ないことはないのですが、ただでさえ、あちらこちらからのホースで体はぐるぐる巻きだし、なんたって揺れる小さなボートからのエントリーのときなんて、ただでさえあのクソ重たい14LスチールのWタンクで、揺れて足場がおぼつかないボートの上で、右肩落として傾けてなんてとてもじゃないけど、できましぇん・・・!
それでも始めの内は、そんなもんなんだろうと、エントリー前必死で戦ってドライホースを繋げてました!
今では大分慣れましたが、テクニカルをはじめたての頃は、エントリー前は精神的にも物理的にも体力的にもストレスでいっぱいいっぱい・・・。
心臓ばくばく、汗はたらたら、呼吸はぜーぜー・・・。
そこにきてまたドライホースがまたどこかに引っかかって出てこない・・・見えない・・・取れない・・・手が届かない・・・。
たかがドライホース1本の事なんですが、こんな時は本当もうダイビング自体やめてやろうかと思うくらい
しんどいです・・・。
そこで、真剣にやってるダイバーならやっぱり考えるんですね。
どうやったら、たかが1本のこのドライホース取り付けのストレスが軽減できるのか・・・?って。
答えはあっけないほど簡単でした・・・。
ドライホースを、通常のパワーインフレーターホースと同じように、肩越しに前に持ってくればいいだけの事でした・・・!
予めタンクやレギをセッティングするとき、パワーインフレーターホースと同じように、肩越しにホースを前に出して、肩章またはハーネスの胸のDリングの間にホースを通しておけば、タンクを背負った後、すぐ目でも見える胸の位置にホースが既に来てるので、何の苦も無くそれを胸のインフレーターに繋ぐだけのことでした・・・。

もう既にそうしている方もどこかにいるのかもしれませんが、今のところ僕の周辺ではそのようにドライホースを繋いでいる方はまだお目にかかっていません・・・。
いつも暖かい海で基本ウエットで潜っているし、年間通してもドライスーツで潜る日は何回?というような沖縄環境ですから、南国ダイバーはこんな簡単なことに以前はなかなか気が付かなかったのか?・・・と言うそれだけの理由ではなく、やはりどこかに器材としての「固定概念」が根強く働いていたんじゃないだろうかと思う。
今は昔のドライと違って、胸のインフレーターは360°クルクル回るので、ホースは右だろうが左からだろうが上からだろうが下からだろうが、基本関係なしになっていたことに気が付いてなかった!
因みに僕のは、シングルタンクのときは左の肩越しでホースを出してます!
本当は右出しにしたかったんですが、1stの右側にトランスミッターを付けているので、左側のほうがバランスよくすっきりしていたのでそうしました。

あと、メーカーも悪い!
ドライを買うと、いっしょに長~いドライホースが付いてくるから、その長さからしても当たり前のように脇の下を通すのだ!という固定概念になかなか疑問がもてなかった!
それからは、ドライホースの接続に苦はなくなり、シングルタンクのときもそうしているのでいつも快適そのものです!
今では大抵どんなBCでも、肩章か胸にDリングの1個くらい付いているでしょうから、ドライホースは肩越しに前に出してそこに通して使ったら快適だと思いますよ!
ただし1点、難点なのは、前途したように今でもドライホースは通常長さが長いですので、その長さのままだと個体によってはホースが接続後余ったような感じになる場合もあります。
環境がある人は、ちょっと短めのインフレーターホースなんかに代えられればより快適なんですけどね・・・。
そうそう、固定概念と言えば、オクトパスの左だしも僕個人としてはやっぱり固定概念なんじゃないかと思います・・・。
右だしのほうがとても合理的だと思うのですが、この話題はまた今度にしましょう・・・!
僕と同じように、ドライホースの接続で "面倒だな" と思ったことがある人、基本お金もかからないことなので一度試してみてください!
すくなくても、当店の "ドライスーツSP講習" (講習費2ダイブで9,800円~)では、そのように推奨しています!
楽です!
O2DIVE OKINAWA/旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive
太陽見たのは年末からほんと2~3日くらいしかないんじゃないかな・・・?
でも予報は明日もまた北風雨マーク・・・。
まぁ、そんな沖縄でも、今では冬はやっぱりドライスーツ!
冬の定番だったロクハンも、最近では漁師以外あまり見かけなくなってきたような・・・。
ところで皆さんはドライスーツを着るとき、1stステージからのドライホースはどのように取り付けているでしょうか?
やっぱり定番の、LPホースを右の脇の下から通して胸のインフレーターに繋げているのでしょうか?
僕も昔はそんな風にしてましたが今ではちょっと違います!
昔の多くのドライスーツは、胸に付いてるインフレーターが固定式で、インフレータープラグがなぜか右斜め下向き方向に付いていたため、ドライホースは右の脇下から通して取り付けるようになっていました。
多分作った人が考えたところ、当時は全体的に見てそのようなホースの取り回し方が一番効率よかったのでしょう・・・。
現在でも特にこの取り回し方でも基本的に問題はないだろうと思います。
ただし、ドライホースを胸のインフレーターに繋ぐ時は、タンクを背負った後、ちょっと右肩を落とすように傾けて、ドライホースを右脇に見つけてから掴み、脇の下を通して接続!というステップを踏まなければなりません・・・。
しかし、その後僕は気が付きました・・・。
テクニカルダイビングをやるようになって、冬、ドライスーツでWタンクやリブリーザーを背負うときは、いつものシングルタンクのように、右肩を落とすように傾けて・・・なんて出来ないのです・・・!
まぁ、必死に頑張ってやれば出来ないことはないのですが、ただでさえ、あちらこちらからのホースで体はぐるぐる巻きだし、なんたって揺れる小さなボートからのエントリーのときなんて、ただでさえあのクソ重たい14LスチールのWタンクで、揺れて足場がおぼつかないボートの上で、右肩落として傾けてなんてとてもじゃないけど、できましぇん・・・!
それでも始めの内は、そんなもんなんだろうと、エントリー前必死で戦ってドライホースを繋げてました!
今では大分慣れましたが、テクニカルをはじめたての頃は、エントリー前は精神的にも物理的にも体力的にもストレスでいっぱいいっぱい・・・。
心臓ばくばく、汗はたらたら、呼吸はぜーぜー・・・。
そこにきてまたドライホースがまたどこかに引っかかって出てこない・・・見えない・・・取れない・・・手が届かない・・・。
たかがドライホース1本の事なんですが、こんな時は本当もうダイビング自体やめてやろうかと思うくらい
しんどいです・・・。
そこで、真剣にやってるダイバーならやっぱり考えるんですね。
どうやったら、たかが1本のこのドライホース取り付けのストレスが軽減できるのか・・・?って。
答えはあっけないほど簡単でした・・・。
ドライホースを、通常のパワーインフレーターホースと同じように、肩越しに前に持ってくればいいだけの事でした・・・!
予めタンクやレギをセッティングするとき、パワーインフレーターホースと同じように、肩越しにホースを前に出して、肩章またはハーネスの胸のDリングの間にホースを通しておけば、タンクを背負った後、すぐ目でも見える胸の位置にホースが既に来てるので、何の苦も無くそれを胸のインフレーターに繋ぐだけのことでした・・・。
もう既にそうしている方もどこかにいるのかもしれませんが、今のところ僕の周辺ではそのようにドライホースを繋いでいる方はまだお目にかかっていません・・・。
いつも暖かい海で基本ウエットで潜っているし、年間通してもドライスーツで潜る日は何回?というような沖縄環境ですから、南国ダイバーはこんな簡単なことに以前はなかなか気が付かなかったのか?・・・と言うそれだけの理由ではなく、やはりどこかに器材としての「固定概念」が根強く働いていたんじゃないだろうかと思う。
今は昔のドライと違って、胸のインフレーターは360°クルクル回るので、ホースは右だろうが左からだろうが上からだろうが下からだろうが、基本関係なしになっていたことに気が付いてなかった!
因みに僕のは、シングルタンクのときは左の肩越しでホースを出してます!
本当は右出しにしたかったんですが、1stの右側にトランスミッターを付けているので、左側のほうがバランスよくすっきりしていたのでそうしました。
あと、メーカーも悪い!
ドライを買うと、いっしょに長~いドライホースが付いてくるから、その長さからしても当たり前のように脇の下を通すのだ!という固定概念になかなか疑問がもてなかった!
それからは、ドライホースの接続に苦はなくなり、シングルタンクのときもそうしているのでいつも快適そのものです!
今では大抵どんなBCでも、肩章か胸にDリングの1個くらい付いているでしょうから、ドライホースは肩越しに前に出してそこに通して使ったら快適だと思いますよ!
ただし1点、難点なのは、前途したように今でもドライホースは通常長さが長いですので、その長さのままだと個体によってはホースが接続後余ったような感じになる場合もあります。
環境がある人は、ちょっと短めのインフレーターホースなんかに代えられればより快適なんですけどね・・・。
そうそう、固定概念と言えば、オクトパスの左だしも僕個人としてはやっぱり固定概念なんじゃないかと思います・・・。
右だしのほうがとても合理的だと思うのですが、この話題はまた今度にしましょう・・・!
僕と同じように、ドライホースの接続で "面倒だな" と思ったことがある人、基本お金もかからないことなので一度試してみてください!
すくなくても、当店の "ドライスーツSP講習" (講習費2ダイブで9,800円~)では、そのように推奨しています!
楽です!
O2DIVE OKINAWA/旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive
Posted by TAKEちゃん at 17:47│Comments(2)
│器材
この記事へのコメント
いゃー気が付きませんでした!!ドライのホースは右の脇の下を通す事に疑問すら持ちませんでした。今度やってみます。ところで話は変わりますが写真に載っているBCD、もしかするとOMSのBCDですか??実は今のBCにめちゃくちゃ不満があるのです。水面でエアーを入れるときつい、ポケットが使えない、重い、などなど(ちなみにシークエストのPROQD・・・)そこでお聞きしたいのですけどO2DIVEさんでOMS社の32tbシングルタンクBC、IQパックソフトハーネス、ノーサッグポケットって購入出来ますか??また、僕のような、へっぽこダイバーにも使いこなせる物なのでしょうか??お値段は??去年のマリンダイビングフェアで見せてもらって以来気になってしょうがないのです。
Posted by たっきー at 2011年01月20日 18:15
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
こんにちは、たっきーさん!
SeaquestのPRO QD、いいBCじゃないですか!不満なんですか?
でも、好みは各々違いますから、実際たっきーさんにはしっくりこないんですね・・・。
因みに画像のBCはハーネスがOMSのIQパックで、ブラダーはDive Riteのレックウィングをドッキングさせちゃってます。
当店は、OMSの販売店ですからOMS製品は全て取り扱ってますので大丈夫ですよ!
もちろん通常ダイビングでも十分使用できますが、OMSは元々テック器材のブランドですから、一般器材とはちょっと勝手が違うことは拒めません・・・。
32lbのシングルブラダーも、デザイン的にシングルタンク用に横幅を抑えて、ブラダーの反り返りをなくしてますが、その分縦に長さがあります。
欧米のように常に大きいタンクの使用時でしたらいいのですが、日本の8Lやスチールの10Lタンクなどのように長さが無いタンクの場合、ブラダーの下側が地面に擦ってしまうほどちょっと長めにデザインされています。
ハーネスのIQパックはハーネス自体が柔らかくてフィッティングがよく、僕的にはとてもいいと思いますよ。
ただ一点、クロッチベルト(股バンド)が、元々は細いタイプなので、股に食い込んでちょっと不快だったので、僕のは改造して幅の太目のものを今は取り付けています。
ノーザックポケットも容量が大きく使いやすいです。
テック器材の面白いところは、全てパーツパーツにばらばらに分かれていますので、他ブランドのものとも組み合わせて使用することが出来ます。
また、個人個人が癖などにあわせてちょっと改造なんてことも十分出来ますので面白いですよね。
購入にあたっての具体的な事は、是非メールください!
OMS器材は、只今も現役で8年間使ってますので、実践的にあれやこれやとアドバイスは出来ます!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
こんにちは、たっきーさん!
SeaquestのPRO QD、いいBCじゃないですか!不満なんですか?
でも、好みは各々違いますから、実際たっきーさんにはしっくりこないんですね・・・。
因みに画像のBCはハーネスがOMSのIQパックで、ブラダーはDive Riteのレックウィングをドッキングさせちゃってます。
当店は、OMSの販売店ですからOMS製品は全て取り扱ってますので大丈夫ですよ!
もちろん通常ダイビングでも十分使用できますが、OMSは元々テック器材のブランドですから、一般器材とはちょっと勝手が違うことは拒めません・・・。
32lbのシングルブラダーも、デザイン的にシングルタンク用に横幅を抑えて、ブラダーの反り返りをなくしてますが、その分縦に長さがあります。
欧米のように常に大きいタンクの使用時でしたらいいのですが、日本の8Lやスチールの10Lタンクなどのように長さが無いタンクの場合、ブラダーの下側が地面に擦ってしまうほどちょっと長めにデザインされています。
ハーネスのIQパックはハーネス自体が柔らかくてフィッティングがよく、僕的にはとてもいいと思いますよ。
ただ一点、クロッチベルト(股バンド)が、元々は細いタイプなので、股に食い込んでちょっと不快だったので、僕のは改造して幅の太目のものを今は取り付けています。
ノーザックポケットも容量が大きく使いやすいです。
テック器材の面白いところは、全てパーツパーツにばらばらに分かれていますので、他ブランドのものとも組み合わせて使用することが出来ます。
また、個人個人が癖などにあわせてちょっと改造なんてことも十分出来ますので面白いですよね。
購入にあたっての具体的な事は、是非メールください!
OMS器材は、只今も現役で8年間使ってますので、実践的にあれやこれやとアドバイスは出来ます!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
Posted by TAKEちゃん at 2011年01月21日 16:51
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