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2008年05月30日

沖縄のもう一つの海・・・

沖縄の海には二つの顔があります。
明るく綺麗な海と、暗く悲しい海・・・。

折角観光でダイビングに来るのなら、やっぱり透明度のいい青く澄んだサンゴ礁でトロピカルな魚達と楽しく潜るほうがいいにきまってますよね!!!
それがある意味正しい選択です。

しかし確実にその対極には悲しい歴史の痕跡も存在してるのがこの沖縄の海なんですよ・・・。

その爪跡は海の底深くで確認する事が出来ます。

「沈船」「沈没船」「レック」などとダイバーは呼びますが、ここ沖縄に関してはその殆どが「戦没船」なのです・・・。

戦没船を観光での見世物にしないで欲しい、そっとしておいて欲しいと言う関係者からの声もありますが、僕はそうは思っていないのです。
むしろ過去に起きた世界で最も最大で最悪であったその事実の痕跡を隠しておかず、ドンドン紹介する事でダイバー一人一人が直接自分の目で見て体験して、そこから一つでも何かを学び感じ取り、将来へ活かせるきっかけにしてもらえる事の方がこれからの未来にとって大事な事なのではないかと考えています。
僕はこの沖縄県にとって最も重要な観光産業と、過去の歴史から学ぶ平和教育とが正しい形でしっかりとドッキング出来る事が僕が望む「本物のレックダイブ」だと感じるのです。

最近の傾向で、戦争絡みのこの手の話は単に「重い」と思われがちですが、僕はあえて今後のダイビングテーマにこの「レックダイブ」の本当の醍醐味を伝えていきたいと考えています。

という事で6/12日は以前から気になっていた南部のある沈没船を調査してきたいと思います。
これが単なる沈没船なのか?戦没船なのか?いよいよ我々がそれらを特定していく為の調査ダイブを開始いたします。
少しずつ県外からも特定調査に協力してくれる機関も現れてきました。
この調査経過も今後追ってご報告していきます!


O2DIVE OKINAWA/旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp



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Posted by TAKEちゃん at 01:10│Comments(2)器材
この記事へのコメント
全くもって同感です。。。

あの領域には遊びじゃ行けない、イケない気がします。
Posted by sera at 2008年05月30日 15:24
こんばんはseraさん。

遊びとは言いませんが、歴史を学べるレジャーとして考えられれば、合理的で将来に対してとても建設的だと思うんですよ。

これからはそんな潜り方があってもいいんじゃないかと・・・。
Posted by タケちゃん at 2008年05月31日 01:02
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