2023年04月13日

SCUBA PRO S-600のフェイスデザインリングが・・・

もう古いモデルの部類には入るかと思うけど、S-PROのS-600・・・。

SCUBA PRO S-600のフェイスデザインリングが・・・

沖縄ではまだ皆さん前回バリバリで使用されてます!

ですが、ちょっと使用期間が長くなってくるとやはり少し問題が・・・。

ウチにはオーバーホールで毎回送られてくるので、どうしてあげようかと時々困ってしまうのですが、まず典型的な問題は、Sのマークが真ん中に入っているパージカバーのゴムカバー・・・。

SCUBA PRO S-600のフェイスデザインリングが・・・

このゴムが縮むんですね・・・。

縮んでしまうのでちゃんと収まらなければいけない位置にゴムカバーが収まらず、結果ダイアフラムを満遍なくしっかり押さえきれなくなり、フリーフローなどさせてしまった時には、ダイアフラム中側に引っ張られて抜けてしまう事が多々あるんです・・・。

しかしこれは安全の為ゴムカバー自体を交換した方が良いのですが、中々換えようとする方が少ないのもまた事実です・・・。

SCUBA PRO S-600のフェイスデザインリングが・・・

それともう1点!

安全性という程ではないですが、フェイスカバーのデザイン上の金属の縁取りデザインリング・・・。

上下2箇所はリベットで留まっているのですが左右は特に何もなく、恐らく使っているうちにリングの金属も歪んだりたわみも出来たりして、または引っ掛けたりもするのかな? リングの左右の端だけが羽を広げたようにめくれ上がってくるわけです・・・。

SCUBA PRO S-600のフェイスデザインリングが・・・

指でグッグッと押し戻しても、金属の弾性で戻ってしまうので、いっその事外してしまおうと思っても上下2箇所にリベット留めされているので、逆に簡単には取り外す事さえも出来ず、リングの両端が拡がったまま使い続けるしかないわけです・・・。

たまたま今回立て続けに4セットのS-600がオーバーホールでやってきて、偶然にもその4セットとも全て拡がっており、その中の1名に「これっ、気になりますよね?」と告げると、「手や指をを引っ掛けて切ってしまいそうで怖い!」というので、「じゃあリベット壊して外しちゃいましょう」と、外したまでは良いのですが、ご本人はスッキリしたと言ってましたが、今度は何だか私の方がスッキリせず、取り外したままでは何か雑で乱暴なままのような気になってきて・・・かといって本人がいらないというのにパーツ代支払ってまで仕入れるのもおかしな話なので、結局自分で作ってみました!

SCUBA PRO S-600のフェイスデザインリングが・・・

試しに出来上がり見せてみたらお客さん喜んでいたのでサービスで付けて差し上げました!

デザイン的にもアリですよね!



旭潜水技研
tttp://asahi-scuba.jp



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