2022年10月17日

AIRⅡ カプラーロックピン

インフレーターに接続するパワーインフレーターホースのワンタッチカプラー・・・便利ですよね!

AIRⅡ カプラーロックピン

工具を使わなくても、ネジ込んだりしなくても、差し込むだけで空気を圧力を流せる継ぎ手・・・。

恐らく多くの皆さんは、そんな事特に考えた事もなく、購入したもの与えられたものを教えられたとおりにそういう風に使っているだけでそのバックグラウンドを絡めて考える事はないと思います・・・。

ですが、本来 "空圧" という空気による圧力を扱うのは結構大変なもので、圧力のかかった空気の "流れ" や、 "止める" または "繋ぐ" という空圧の世界に求められるモノをものづくりで 表現していくには大なり小なりそれなりの知識と技術が必要なんです・・・。

何が大変なのかというと、空圧をわかりやすく違う言葉で言い換えたら、反発力と言ってもいいでしょう。

AIRⅡ カプラーロックピン

この反発する力を器材内やホース内で物理的にいかに"止めるか" "留めておくか" はたまた "流すか" "利用するか" な訳ですが、止めて、留めておくと逃げ場のないこの反発力が、今度は漏れ、破裂、爆発という形で現れようとするわけです・・・。

冒頭のパワーインフレーターホースカプラーなんて大変便利なんですが、ちゃんとロックがかかる位置まで持ってきてカチッとロックがかかった事を確認せず中途半端な位置で差し込まれていると勘違いすると、それこそ空圧の反発力で圧がかかったときにポンッてインフレータープラグから勢いよく跳ねるように外れちゃいますよね・・・。

まぁインフレーター程度なら、またホースを掴んで水中で差し込めば済むことかもしれませんが、これがAIRⅡやインフレーターオクトだったり、旭面に接続するカプラーだったりすると、呼吸経路として使用するデバイスに直結している為、ポンッて突然外れたではすみません・・・。

下手したら差し込み直すまでにかかる時間エアーの供給が断たれる事で恐らく溺れると思います・・・。

それを完全に防止する為にも、当社で作っている旭面には任意で解除する二重ロックのカプラーを初めから採用している為、作業中不意に外れるという事はありません・・・。

ですが、別のフルフェイスマスクやAIRⅡを使って潜っている時、潜水中何かに引っ掛かったか擦れてかで突然不意にカプラーが外れて呼吸できなくなったという事は2~3度あります・・・。

AIRⅡ カプラーロックピン

びっくりしますよね!

突然ポンッて反発力でカプラーが飛んで外れて空気が来なくてなって、そして次に水がドバッて飛び込んでくるのですから、窒息するかと思いましたよ・・・。

通常のBCにエアーを出し入れするインフレーターへ接続するカプラーでしたら、呼吸経路ではないので緊急事態とは考えませんが、AIRⅡやインフレーターオクト、フルフェイスマスクは水中で呼吸する2ndステージでもありますから、そのホースがちょっとしたことでも普通に外れるようになったままというのも今更ながらちょっと考えモノですよね・・・。

そこで実に単純なものなんですが、当店ではAIRⅡホースカプラーにも物理的に任意で掛けられる二重のロックピンをオリジナルで作って使っています・・・。

これが今まで作られても売られてもないから不思議なものです・・・。

なのでオリジナル製作しましたが、やっぱりあるのとないのとでは安心感が違いますよね・・・。

ピンを引き抜かなければ物理的にカプラーが下に下がらないのでカプラーは絶対外れないと・・・。

ちょっとだけ、より危険性のあるダイビングを積極的にするからこそ、そういった普段ではなかなか気が付かない様な細かい部分にまで気になるものですね・・・・。

こういったありそうでなさそうなもの・・・アイデア、ご要望なども随時承ってます!





アサヒセンスイ
http://asahi-scuba.jp



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