
2017年08月15日
終戦記念日 海底慰霊祭2017
今年も古宇利島沖に沈んでいる特攻機へ、Sさんと海底で慰霊祭を行なってきました・・・。
今日は終戦記念日ですが、お盆休みという事もあり、実に多くのダイバー客をショップガイドが連れて潜りに来ていました・・・。
以前までは、8月15日にこのポイントで海に入ろう・・・ダイビンングしようとするダイバーやショップさんなんてほぼいませんでした・・・。
我々が、慰霊目的で潜る程度で、レジャー気分で連れてくる、潜るという考え方の人はゼロに近いくらいいませんでしたね・・・。
ところが、それも近年年々増えてきているんですね・・・。
ですが、相変わらず慰霊祭を行なっているのは我々二人だけ・・・。
悲しい現実ですが、その意味をあえてここで書く必要はないでしょう・・・。
47mまで潜り、特攻機、九八直協のエンジンに手向けてあった昨年までのお神酒は海面まで持ち帰り、船上から沖縄の海原に撒かせて貰いました・・・。
そしてまた新しいお神酒を魂に捧げてきました・・・。
意味と歴史を知らない者達にとっては、何故今日の日に何で海底深くに落ちている鉄くずに向かってあいつらは一体何をしているのか?
さえ分からないことでしょう・・・。
何も戦争の悲惨さばかりを刻むというつもりは毛頭ありません・・・。
ある日突然海底深くで目の前に現れた戦争の爪あとを生々しく目の当たりにしたことで、社会人としての生き方を学ぶことが出来ました・・・過去と現代を繋ぐものとして。
そしてこれからを生きる将来に結ぶ対話が始まったんですね・・・、自分のあるべき生き方と立ち姿など・・・。
広い意味でのお墓参りと思ってもいいかもしれません・・・。
墓前で手を合わせながら故人を思い出し、問いかけ、そして報告を行なう・・・。
なんて言う答えが脳裏に返ってくるのでしょうか・・・?
それは本人にしか分かりません・・・。
でもお墓参りって、そうやって墓前で先祖や故人を思い出し向き合おうとすることで、将来を生きるために過去から今の己を見つめ直す場を与えられているんだと思います。
慰霊際も同じだと思ってます・・・。
あの壮絶だった貴重な象徴を目の前に置いて、自分の存在や生き方など何も考えないなんて私には信じられないくらいもったいなさ過ぎると感じます・・・。
以前、その特攻機の遺族関係者の方からも、私がその特攻したであろうパイロットや、軍関係と何の関係もないのに毎年慰霊祭など行なって頂いてありがとうございます・・・何故なんですか?と何度も聞かれました・・・。
何度も説明しましたが、感謝という思いに関係があるとかないとかとは違うんですね・・・。
なんだかんだ言いながらもきっと私は自分の為に行なっているんだと思います・・・。
これからも益々混沌とした国際社会の中でまだまだ生きていく一人の日本人として、自分の為にあそこに向き合うことで必死に学んでいるんですね・・・。
先人に力を借りようと思っているのかも知れません・・・。
そして我々はあそこに、あと何年潜れるのだろうか・・・。
アサヒセンスイ
http://asahi-scuba.jp
今日は終戦記念日ですが、お盆休みという事もあり、実に多くのダイバー客をショップガイドが連れて潜りに来ていました・・・。
以前までは、8月15日にこのポイントで海に入ろう・・・ダイビンングしようとするダイバーやショップさんなんてほぼいませんでした・・・。
我々が、慰霊目的で潜る程度で、レジャー気分で連れてくる、潜るという考え方の人はゼロに近いくらいいませんでしたね・・・。
ところが、それも近年年々増えてきているんですね・・・。
ですが、相変わらず慰霊祭を行なっているのは我々二人だけ・・・。
悲しい現実ですが、その意味をあえてここで書く必要はないでしょう・・・。
47mまで潜り、特攻機、九八直協のエンジンに手向けてあった昨年までのお神酒は海面まで持ち帰り、船上から沖縄の海原に撒かせて貰いました・・・。
そしてまた新しいお神酒を魂に捧げてきました・・・。
意味と歴史を知らない者達にとっては、何故今日の日に何で海底深くに落ちている鉄くずに向かってあいつらは一体何をしているのか?
さえ分からないことでしょう・・・。
何も戦争の悲惨さばかりを刻むというつもりは毛頭ありません・・・。
ある日突然海底深くで目の前に現れた戦争の爪あとを生々しく目の当たりにしたことで、社会人としての生き方を学ぶことが出来ました・・・過去と現代を繋ぐものとして。
そしてこれからを生きる将来に結ぶ対話が始まったんですね・・・、自分のあるべき生き方と立ち姿など・・・。
広い意味でのお墓参りと思ってもいいかもしれません・・・。
墓前で手を合わせながら故人を思い出し、問いかけ、そして報告を行なう・・・。
なんて言う答えが脳裏に返ってくるのでしょうか・・・?
それは本人にしか分かりません・・・。
でもお墓参りって、そうやって墓前で先祖や故人を思い出し向き合おうとすることで、将来を生きるために過去から今の己を見つめ直す場を与えられているんだと思います。
慰霊際も同じだと思ってます・・・。
あの壮絶だった貴重な象徴を目の前に置いて、自分の存在や生き方など何も考えないなんて私には信じられないくらいもったいなさ過ぎると感じます・・・。
以前、その特攻機の遺族関係者の方からも、私がその特攻したであろうパイロットや、軍関係と何の関係もないのに毎年慰霊祭など行なって頂いてありがとうございます・・・何故なんですか?と何度も聞かれました・・・。
何度も説明しましたが、感謝という思いに関係があるとかないとかとは違うんですね・・・。
なんだかんだ言いながらもきっと私は自分の為に行なっているんだと思います・・・。
これからも益々混沌とした国際社会の中でまだまだ生きていく一人の日本人として、自分の為にあそこに向き合うことで必死に学んでいるんですね・・・。
先人に力を借りようと思っているのかも知れません・・・。
そして我々はあそこに、あと何年潜れるのだろうか・・・。
アサヒセンスイ
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