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2015年08月15日

戦後70周年・・・これから考えなければならないレックダイビング・・・!

今日は終戦から70年の終戦記念日・・・。

戦後70周年・・・これから考えなければならないレックダイビング・・・!


今年もSさんをはじめ、今回は共同通信社の取材も併せて特攻機とエモンズに慰霊ダイブに行ってきました・・・。

個人的には心の中では今後もいつでも慰霊の念と感謝の気持ちをもったままあそこに潜り続けることだと思いますが、本当はこの70周年を一つの機に、私はいままで行ってきた戦跡調査の経験やデータなど戦没船ダイブに対する捉え方を違う観点で見つめなおしたいとずっと考えてきました・・・。

戦後70周年・・・これから考えなければならないレックダイビング・・・!


それはこれから近い将来起こる戦没船と環境破壊との直接的な関連性が大いに懸念されるという問題点について真剣に考えなければならないという事・・・。

具体的に言うと、戦闘時のまま沈んでしまった主に艦船などの内部に残されている大量の燃料やオイルなどが、隔壁金属の腐食により一気に水面へと流出するであろう環境破壊への懸念の事です。

特に、私個人が過去確認した内部の一部調査においてはエモンズの内部には、まだ相当量の燃料やオイルが溜まっています。

戦後70周年・・・これから考えなければならないレックダイビング・・・!


それを閉じ込めているタンク層や隔壁が錆などで朽ちてもう限界にまで来ているのです・・・。

ひょっとしたら、この10年以内には隔壁が完全に崩壊して一気に水面に流出するのではないかと本気で対策を考えなければならないと感じています・・・。

戦後70周年・・・これから考えなければならないレックダイビング・・・!


今まで行ってきた戦没船調査や戦跡調査というものを、この70周年を境に、これからは過去主体ではなく未来へ意識的にスイッチングして、より身近な将来と直結とした生活環境の一部として役立てる、または解決していく方向で考えていかなければなりません・・・。

私の考えるレックダイブはこの70周年を機に、ステージ2へとステージアップさせたいと思います・・・!



アサヒセンスイ
http://asahi-scuba.jp



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