2015年04月29日

暮らしやすい5 インチ砲弾に・・・

BEGIN の唄に、「オバー自慢の爆弾なべ」という曲がある・・・。

なんだったか・・・?昔買ったCDの2曲目にこの曲が入っていて、あまりにもタイトルのインパクトで一体どんな曲なんだ?と不思議がった事を思い出した・・・。

暮らしやすい5 インチ砲弾に・・・


世の中には「鍋」と付く鍋料理は沢山あるし、自分のオリジナル料理にそう付けても特におかしくもないだろう・・・。

例えば、友達と集まったノリで、「ヤミ鍋」・・・とか・・・。

きっと、この曲も、歌詞の内容が、おばあちゃんが作ってくれるあまりにも美味しくて爆発するような勢いのイメージとかで「爆弾なべ」・・・、とか、逆に味が辛くて「爆弾なべ」・・・とか・・・。

普通はきっとそんな風に連想すると思ってそんな風に勝手に捉えていたが、改めて歌詞を読んでみてビックリ・・・!

「オバー自慢の爆弾なべ」という曲の歌詞を見てみると、本当に戦争のとき米軍が落としていった爆弾の破片であったり、もしかして不発弾であったり・・・?とかの、爆弾鉄の破片を鉄板なべ代わりに調理に使ったという、本物の爆弾素材での鍋料理というものだった・・・。

洒落にならない・・・。

おまけに、アメリカ製は穴が空かないと、ちょっと当時の鉄素材の「上等具合」の自慢まで入っているような内容・・・。

「その時々の最善のみを考えて生きる」かのような、一種の動物的逞しさもその歌詞には感じたのだが、先日エモンズで潜っていて、前々からそこに転がっているのは知ってはいた 5インチ砲弾をあえてまじまじと見てみた・・・。

暮らしやすい5 インチ砲弾に・・・


すると、信管がまだ取り付けられていない5インチ砲弾の中を覗いてみると、そこを住処としている魚が怪訝そうに顔を出した・・・。

ちょうどいい、その穴のサイズは格好の隠れ家でありマイホームとなっている・・・。

昔は、こいつでゼロ戦や、すぐそこの脇に鎮座している九八直協など、数々の日本機を打ち落としていたにっくき恐ろしい砲弾なのに、今は平和にも海底で魚たちの安住の住処としてリフォームされていた・・・。

今年、戦後70周年を迎える・・・。

エモンズで、海底深くで、象徴的にとても考えさせられる一瞬を垣間見た気がしました・・・。



アサヒセンスイ
http://asahi-scuba.jp



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