てぃーだブログ › ★★★ アサヒセンスイの潜りと器材の日々 ★★★ › ダイビング全般 › 作業潜水 › 研究調査ダイビング › 水中不発弾爆破処理にも環境対策を・・・!

2015年02月13日

水中不発弾爆破処理にも環境対策を・・・!

今日も、研究機関から依頼された業務で、本部半島の水深60mラインで調査ダイビングをしてきました。

ボートに器材を乗せている時、ふと見ると、向こう側のビーチになにやら半円形の物体が波打ち際に打ちあがっているのが見えました・・・。



一旦手を止め、一緒に仕事をしているジュリちゃんとそれを見に行くと、なんとウミガメが浜に上陸している・・・のではなく、死んだウミガメが浜に打ち上げられていたのでした・・・。

見た感じではいつも水中で見るようなきれいな体をしていて、特に外傷はどこにも見当たらず、ほんのついさっきまで生きていた感じです。

外敵から襲われたという感じでもなく、外観からは死因は特定できませんでした・・・。

そこで一つ思い当たるのが、昨日同海域で行われた「不発弾爆破処理」です。

水中で爆破処理をしたとき、たまたま近くで受けてしまった音波なのか?圧力なのか?衝撃なのか?・・・。

いずれにせよ、状況から言っても前日行われた不発弾の水中爆破処理の被害だと思われます・・・。

一応、そのままにしておいても解決できないので、美海水族館に依頼して引取りに来てもらい、死因を特定できないか依頼する事にしました。

不発弾処理なんて、民間から一見すると方向性としては正しい事をしているような感覚にとらわれますが、もしかしたら特に手を下さなくてもそのままにしておいても差し支えのないエリアにあるものまで、わざわざ探し出してきて、あたかも正しい事をしているような錯覚の中で通報までして、わざわざ二次的な環境破壊をしてまでも爆破処理させているのではないだろうか・・・。

ウミガメが卵から孵って、波打ち際まで這い出して、大海原に生きていける確立は1%と言われています・・・。

これを機に、今後は不発弾の処理方法にも新しい環境対策を講じるべきだと痛感させられました・・・。




同じカテゴリー(ダイビング全般)の記事
春よ来い!
春よ来い!(2025-03-03 18:00)


※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。