2014年08月16日

21世紀へのニライカナイ・・・

昨日は終戦から69年を迎えた終戦記念日・・・。

21世紀へのニライカナイ・・・


当店ではいつものゲストSさんと、69年前エモンズに突撃した日本の特攻兵への追悼水中慰霊を今年も行ってまいりました。

21世紀へのニライカナイ・・・


国旗を掲げ、去年お供えしたお酒と新しいお酒を入れ替えて、花を手向け、古いお酒は海に撒いてと・・・。

今ではすっかり、日米兵多くの戦死者が眠るこのポイントで今後も海深く潜り続けるためには、毎年きちっとした慰霊行事を行わないと自分自身がなんだかすっきりしないというか・・・、堂々と立ち振る舞えないというか・・・、迷信めいたものなのかもしれないが、気になって気になって仕方のない習慣的な状況になってしまっている現状です・・・。

しかし、今年は春先からこの戦跡ポイントめぐって色々ドラマがありました・・・。

21世紀へのニライカナイ・・・


特攻したこの98直協機の残骸のメーターパネルを売名のために海底から盗み去るというドロボー事件が発生したり、今まで慰霊祭自体を主催していた団体が実は裏でそんな犯罪を容認していただの、船を出した地元船長も結果的にそんなドロボーに加担した形に巻き込まれてしまっただの、一人の男の身勝手さから周囲を巻き込んだモラルもへったくれもないめちゃくちゃな状況でした・・・。

なので、今年の水中慰霊際は開催が一旦危ぶまれましたが、これからは当店が主催としていくことで引き続き継続していくことにいたしました・・・。

21世紀へのニライカナイ・・・


そしてもう一つ・・・。

今回の事件やドラマも含めて、来年迎える終戦70周年に向けて、ようやくこの海底戦跡地をめぐった本物のドキュメンタリードラマが完成しそうです・・・。

人類史上最大にして最悪と言われた「太平洋戦争」という対立をめぐって、沖縄という環境で繰り広げられた日本とアメリカの相違・・・。

戦後、海底にそのまんま生々しく残された日米の戦争の爪あとや記録から、一体何が読み取れるのか?

数年間続けてきた、現場海底での状況証拠から分かってきたドラマと新事実・・・。

これらを今後どう残しどう伝えたらいいのか・・・?

過去から希望ある将来に結びつける為の、就学と観光、経済と教育、そしてモラルと戦後処理・・・。

あのポイントから日常と将来へ繋いで学べることは本当に山の様に沢山あるんです・・・。

これらをどうやったら度高次元でコラボさせることが出来るのか?

そのヒントと答えそのものが、あのUSS Emmons と言うアメリカの軍艦と、"特攻攻撃"という外道の手段を取らざるを得なかった日本陸軍の98直協が眠るあの古宇利沖の海底に全て答えが眠っているのだと思っています・・・。

そんな過去のピースピースを一つづつつなぎ合わせて、現代でも誰もが見えるようなバイブルに組み上げる事が、このポイントからの物語の完成形なのだと思っています!

ほらっ!

沖縄でも古くから言われているでしょ!

"明るい未来や幸せは、いつも海の向こうからやってくる" と・・・。

それが「ニライカナイ」・・・。

あの戦跡ポイントを、そんない言い伝えの "ニライカナイ" とするか否かはあなた次第です・・・!




O2DIVE OKINAWA/旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive



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