2014年03月09日

北風強風でもボートダイビング可!

北風強風でもボートダイビング可!


昨日の夜、お付き合いのあるショップさんから突然の電話・・・。

「明日、ダイバー客がいるんだけどボート出せるか?」との問い合わせ・・・!

予報では北風11m、強風警報も出ていた。

聞けば、ベテランのダイバー達のサークルの皆さんらしい!

北風強風でもボートダイビング可!


ウチのホームグラウンドである中城湾を中心とした東海岸には、基本的に北風には強いポイントが多いのだが、中級~上級者にも紹介できるようなポイントとなると、やはりどうしても途中島影が切れて北風でも強い場合は、影響で波をかぶりながら乗り越えてくような感じになってしまう・・・。

しかしそれとは反面、出港して港からわずか10分程度圏内で、完全に勝連半島の島影で北風をブロックできるべたべたポイントも沢山持っている・・・。

だけど、それらのポイントは水深5m~14m程度の浅場のポイントが多く、更にちょっと濁りが強くなりやすいので透明度はどうかな・・・?って感じのポイントばかりである。

北風強風でもボートダイビング可!


なので、わざわざ沖縄まで来られるベテランダイバーさん達には、ちょっと自信を持ってお勧めしづらいのが正直なところでした・・・。

朝一の確認の電話で、「今日は北風が11mの強風になるみたいだけど、こんな強風でも問題なく潜れるポイントは近くにあるにはあるけど、ベテランさんたちには満足してもらえるかどうか・・・」と、自信無げにショップさんにそう伝えた・・・。

「じゃあ、そう伝えてみてお客さんに判断してもらう」と言うことになったのだが、やはりその後の電話で、やっぱり今日は中止という事になった・・・。

なので今日は海には出ず、お店で作業をしようと家を出かけ、途中嘉手納の海岸線を走っていると、町内のショップさんのダイビングボートがちょうどゲストを沢山乗せて西海岸の北風ボートポイントとして大分知られるようになった「伊奈武瀬(いなんびせ)」に向かっていった・・・。

そう、今でこそ冬の北風をバッチリ避けられる西海岸の名物ボートポイントになったが、元々自宅の目の前という事もあって、以前からその周辺も一人で潜るには潜っていたが、沖縄のダイビングポイントと呼ぶには今一魅力さにかける場所程度に思っていたので、僕はわざわざそこにゲストを連れて行ったことは一度もなかった・・・。

しかし、今では冬の定番人気ポイント・・・。

北風かびゅうびゅ吹いても、ポイントまで近くて、そして滞在を無駄にすることなく確実にダイブは出来るからなのか・・・?

店に向かうまでの車でそんなことを思っていたら、急に今一度、視点を変えて確かめたくなり、急遽泡瀬の港に向かった・・・。

北風がびゅうびゅう吹く中、一人で船を出して10分圏内の近場ポイントに到着、今日は視点を変えて潜ってみることにした!

水底が砂に少し泥が混じってしまっているため、その周辺はどうしても濁りやすいが、それでも今日は透明度は10mちょっとはあったようだ。

北風強風でもボートダイビング可!


よく見れば、あちこちに根が点在していて、地形的にも面白く、オーバーハングやチャネルも多かったことに今更ながら気が付く・・・。

僕は元々マクロが苦手だから、あんまり下を見て泳ぐことが少なかった!

でも、今日は意識的にそういうつもりで泳いでいくと、いるわいるわちっちゃい奴があちこちに・・・。

北風強風でもボートダイビング可!


もしかしたら、かなりマクロ系の方にはお勧めできるポイントじゃないのだろうか・・・?

北風強風でもボートダイビング可!


沖縄本島の冬の名物ポイントとしては、ビーチポイントでは昔から、南部の「大渡海岸」、そして本部の「ゴリラチョップ」が定番。

そこに最近では「レッドビーチ」が加わった。

ボートポイントとしては、前述した「いなんびせ」・・・。

当然昔から一通り全て潜ってきているポイントだが、よくよく全てを色んな方面からメリットデメリットとして比較してみると、今までウチが使ってきたそんな北風ボートポイントは全然ありなんじゃないかと言うことに今更ながら気が付いたのでした・・・!

理由は、僕のダイビングスタイルの好みの違いにあって、ガイド兼船長の僕としては、元々テックダイブが絡むような、「深い」「沈没船」「洞窟」「大物」みたいなちょっと豪快で単純なダイビングが根本的に好きなものだから、そこに共感を持って集まるゲストばかりをボートに乗せてポイントをあちこち向かっていたことで、そのような北風びゅうびゅうでいくら穏やかでも、マクロ系ポイント?に興味を全然持たなかったし、ましてやそんなコンディションのポイントにゲストをお連れする勇気と自身がなかったのに気が付いた・・・。

そう、たいぶ昔から「いなんびせ」でも僕はずっとそう思ってきたけど、ところが現実今は違う・・・。

潜ろうとするそこに案内するスタッフやガイドが、状況も含めそのポイントのいいところや見所を探し出して、皆んなそこをポジティブにアピールできなければ、当然ゲストもノッテこないのが現実だろう・・・。

それこそ今更ながらですが、ダイビングを広い意味で考えた場合、今回今までの僕の認識に欠けていた部分を今日改めて気付く事が出来た気がしました・・・。

北風強風でもボートダイビング可!


確かに、僕の突出したダイビングスタイルや好みが好きで集まってくれるゲストさんも多くいらっしゃるのは確かだけど、今度は広く乗り合いボートを運営する船長という立場でダイビングを見た場合、僕個人の好みはこの際どうでもいいことで、ダイビング自体の視野をもっと広げないといけないと思いました。

ちょっと気が付くのが遅い私でしたが、北風~北東の強い風でもボートは出港いたします!

北風強風でもボートダイビング可!


ポイントを限定した、ガイドなしバディ同士でのセルフダイビングスタイルも提供していこうと思ってます!

是非お問い合わせを!




O2DIVE OKINAWA/旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive



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