2014年03月03日

インディペンデントWタンクSP・・・!

昨日はYさんとインディペンデントWタンクのスペシャルティー講習を行いました!

インディペンデントWタンクSP・・・!


インディペンデントとは "!独立した" という意味ですので、それぞれ独立した通常のシングルタンクを2本、簡易的に組み合わせてWタンクとして使用する方法をお伝えする講習です!

Wタンクというと、テックダイブでよく使われるタンクとしてイメージされがちですが、何もWタンクを使うこと自体がテクニカルダイビングというわけではありません。

またインディペンデントですから、2本のタンク同士をバルブで繋いで1本のタンクとして使えるようなマニーホールドはないので、ちょっとした器材とアダプターがあれば、即席で作れるどこでも手に入るWタンクとして利用できると言うメリットがあります。

じゃあ誰でも手軽に簡単に・・・と言うと、難しいと言うことはないものの、最低限知らないと "ちょっと危ないぞ!"って言う要素は実際あります・・・。

ダイビングで怖い要素の一つは、"重さ" です。

万一、背中に背負ったWタンクの重量と自分の体との合計に見合う十分浮力のあるBCがなければ絶対水面には浮いていられませんし、極端な場合は中性浮力すら取れずにとことん沈んでいく場合も考えられます。

インディペンデントWタンクSP・・・!


また、ボート上でタンクを背負った後、次にフィンやマスクを装着しようとシングルタンク気分で船べりに不用意に腰をかけていると、万一揺れなどでバランスが背中側にいったら、瞬時にその体のバランスを元に戻すことは出来ません。

つまり、そのまま背中から海に落ちることになります。

すると、先ほど説明した "重さ" がネックとなり、ドライスーツなんか着ていたらなおさらですが、基本的には頭が下になっていち早く水面に顔を出す事が困難になります。

ましてや、BCを膨らましていない・・・。

タンクバルブをまだ開けていない・・・。

当然レギも咥えていない・・・。

こんなパターンが圧倒的に多いことから、溺死は免れられません・・・。

こちら沖縄ではなく本土の都市型ショップさんの場合、同じような講習で実習される場合にはビーチエントリーが多いようですが、その環境性の違いによって、伝えるスキルや独特な準備や手順、考え方なども多少違ってくるでしょう。

実際僕自身も、昔しこれで一度死にかけた事がありましたから、実体験からもそうお伝えすることができます・・・。

今正にこれから水深70mも80mも潜ろうと、減圧タンクやらステージボトルやら5本も6本も並べたタンクを取り付けて、テクニカルムード満載のダイバーが、たったわずか水深1~2mで溺れ死ぬことは十分ありえるのです。

比較的手軽で簡易的とはいえ、そんな独特な特異性をちゃんと理解し実施できる上で、十分なガス量をもってダイビングができたら、より快適で楽しいダイビングに結びつけることができるでしょう・・・!

それをお伝えできるのがインディペンデントWタンクSPです!

実習中はいやと言うほど、頻繁に左右のタンクのガス量をチェックさせますが、おかげで逆に相当なガス量が確保できていることにもいつしか皆さん気が付きます。

そして必ず言うのが、「エアー切れが心配で残圧を気にしないですむから、精神的に余裕が生まれる。ダイビングに集中できる」と言います。

残圧を気にしないのはよくないのですが、ガス量に相当な余裕があるという精神的なゆとりをWタンクから与えてもらえることは実際大きいことだと思います!

皆さんも、是非一度試しに参加されてみてはいかがでしょうか!




O2DIVE OKINAWA/旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive



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