2012年04月26日
インペラ交換で四苦八苦 ②
「インペラ外れない!!!」
「じゃあこれ使え」って、海人のMさんが専用工具を持ってきてくれました!

これは便利!
インペラを専用の工具で挟んで、センターのボルトを締めこんでいくと、インペラが引っ張られて抜けてくると言うもの・・・。
たった5分で引っこ抜けました!
しかし、今度は入れるのがまた難しいというか、コツが必要と言うか・・・。
ハウジングが円形じゃないから、ブレードの一部を潰して入れないといけないのですが、軸の回転方向があ
るので、ブレードも回転方向にあわせて流れるようにそして潰しながら入れないとなりません・・・。
メーカーは、石鹸水や洗剤をつけて上手に滑らせながら・・・、なんて簡単に言うが、これはかなりコツがいる・・・。
取り付けてしまえば、内部は海水で満たされ洗い流せるとはいえ、石鹸も洗剤も界面活性剤が入っているので、本来ゴム素材には相性はよくないんだが、ましてやインペラのように細いブレードが常にグニュッと、しなっているような部分には特に・・・、しかしやっぱり、そんなこと気にしないんだろうなー。
壊れたらまた換えればいい。
そんな感じが多々見受けられる・・・。
悪戦苦闘すること20分・・・、普段Oリングなどをグリスアップしているシリコングリスをインペラ全体にたっぷりと付け、手で揉んでやるとシリコンが付着するおかげでブレードのしなりが若干柔らかくなることに気が付いた・・・。
おまけにグリスで滑りがよくなって、そのまま回転方向にあわせて軽くねじるように押し込んでやると、意外とすんなり入ることが分った!
バッチリです!・・・。
バッチリのはずだったんですが、夢中になって押し込んでいたため、夜家に帰ってからその後どーしても軸の回転方向に合わせて取り付けたのかどうかに自信が持てなくなってきました・・・。
明日の朝、満潮に合わせてまた海に降ろすので、その前に確認しなければまた海水まみれになってしまう・・・。
それどころか、反対方向に取り付けたまま、エンジンかけたらブレードが逆方向に回ってこじれてゴム素材にダメージを受けるかも・・・。
そして翌日早朝からまたまたもう一度、インペラが入っているカバーを確認のため開けてみると、やっぱり!不安が的中!ブレードが逆方向に曲がって入っています・・・。
満潮まで時間がないので、またまた取り外しからやり直しです・・・。
新品でグリスバッチリだから、今度は簡単にスッと抜けました!
入れるのも何だか手馴れた感じで、今度はちゃんと回転方向に合わせて今度こそバッチリです!
そしてカバーを閉じて、四隅の4本のボルトを均等に締めて・・・
んっ・・・?
何だか1本のボルトのテンションだけが違う感じがする・・・。
かつて何度も経験したことのある、いやーな感じと感触がレンチを通して伝わってくる・・・。
嘘だろ~、やめて~、お願い~、勘弁して~・・・。
今度はゆっくりその1本のボルトを反対方向に緩めていくと、"スカッ"と、テンションが抜けて、コロンコロン・・・と、ボルトの頭だけが船底の床に落ちました・・・。
ボルトがねじ切れました・・・。
ボルトの頭だけが床に落ちたということは、唯一緩める部分を失ったボルトの本体部分が中にねじ込んだまま残ったという事・・・。
この土壇場に来て、やってしまいました・・・。
この狭いエンジンルームの中でどうやって中に残ったボルト本体を抜こう・・・。
このスペースだと、抜くための専用工具も使えない・・・。
焦りながら、もう一度完全にカバーを外して見てみると、ほんのちょっとだけねじ切れた部分にバリが残っ
ています。
もう頼る術はこの1mmもない程度のこの出っ張ったバリにしか残っていませんでした・・・。
その小さな出っ張ったバリを、狭いエンジンルームで油と汗にまみれながら、ラジオペンチで摘んで、ちょっとづつちょっとづつ回すこと1時間、奇跡的にもねじ切れた本体を抜くことに成功!
新しいボルトを買いに行って再度取り付け、満潮から1時間遅れで何とか船を海に戻すことが出来ました・・・。
やっぱり水温が61度に戻りましたよ!
しかし安全を確保するって大変・・・。
さすがに今日は精も根も尽き果てました・・・。
O2DIVE OKNAWA/旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive
「じゃあこれ使え」って、海人のMさんが専用工具を持ってきてくれました!
これは便利!
インペラを専用の工具で挟んで、センターのボルトを締めこんでいくと、インペラが引っ張られて抜けてくると言うもの・・・。
たった5分で引っこ抜けました!
しかし、今度は入れるのがまた難しいというか、コツが必要と言うか・・・。
ハウジングが円形じゃないから、ブレードの一部を潰して入れないといけないのですが、軸の回転方向があ
るので、ブレードも回転方向にあわせて流れるようにそして潰しながら入れないとなりません・・・。
メーカーは、石鹸水や洗剤をつけて上手に滑らせながら・・・、なんて簡単に言うが、これはかなりコツがいる・・・。
取り付けてしまえば、内部は海水で満たされ洗い流せるとはいえ、石鹸も洗剤も界面活性剤が入っているので、本来ゴム素材には相性はよくないんだが、ましてやインペラのように細いブレードが常にグニュッと、しなっているような部分には特に・・・、しかしやっぱり、そんなこと気にしないんだろうなー。
壊れたらまた換えればいい。
そんな感じが多々見受けられる・・・。
悪戦苦闘すること20分・・・、普段Oリングなどをグリスアップしているシリコングリスをインペラ全体にたっぷりと付け、手で揉んでやるとシリコンが付着するおかげでブレードのしなりが若干柔らかくなることに気が付いた・・・。
おまけにグリスで滑りがよくなって、そのまま回転方向にあわせて軽くねじるように押し込んでやると、意外とすんなり入ることが分った!
バッチリです!・・・。
バッチリのはずだったんですが、夢中になって押し込んでいたため、夜家に帰ってからその後どーしても軸の回転方向に合わせて取り付けたのかどうかに自信が持てなくなってきました・・・。
明日の朝、満潮に合わせてまた海に降ろすので、その前に確認しなければまた海水まみれになってしまう・・・。
それどころか、反対方向に取り付けたまま、エンジンかけたらブレードが逆方向に回ってこじれてゴム素材にダメージを受けるかも・・・。
そして翌日早朝からまたまたもう一度、インペラが入っているカバーを確認のため開けてみると、やっぱり!不安が的中!ブレードが逆方向に曲がって入っています・・・。
満潮まで時間がないので、またまた取り外しからやり直しです・・・。
新品でグリスバッチリだから、今度は簡単にスッと抜けました!
入れるのも何だか手馴れた感じで、今度はちゃんと回転方向に合わせて今度こそバッチリです!
そしてカバーを閉じて、四隅の4本のボルトを均等に締めて・・・
んっ・・・?
何だか1本のボルトのテンションだけが違う感じがする・・・。
かつて何度も経験したことのある、いやーな感じと感触がレンチを通して伝わってくる・・・。
嘘だろ~、やめて~、お願い~、勘弁して~・・・。
今度はゆっくりその1本のボルトを反対方向に緩めていくと、"スカッ"と、テンションが抜けて、コロンコロン・・・と、ボルトの頭だけが船底の床に落ちました・・・。
ボルトがねじ切れました・・・。
ボルトの頭だけが床に落ちたということは、唯一緩める部分を失ったボルトの本体部分が中にねじ込んだまま残ったという事・・・。
この土壇場に来て、やってしまいました・・・。
この狭いエンジンルームの中でどうやって中に残ったボルト本体を抜こう・・・。
このスペースだと、抜くための専用工具も使えない・・・。
焦りながら、もう一度完全にカバーを外して見てみると、ほんのちょっとだけねじ切れた部分にバリが残っ
ています。
もう頼る術はこの1mmもない程度のこの出っ張ったバリにしか残っていませんでした・・・。
その小さな出っ張ったバリを、狭いエンジンルームで油と汗にまみれながら、ラジオペンチで摘んで、ちょっとづつちょっとづつ回すこと1時間、奇跡的にもねじ切れた本体を抜くことに成功!
新しいボルトを買いに行って再度取り付け、満潮から1時間遅れで何とか船を海に戻すことが出来ました・・・。
やっぱり水温が61度に戻りましたよ!
しかし安全を確保するって大変・・・。
さすがに今日は精も根も尽き果てました・・・。
O2DIVE OKNAWA/旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive
Posted by TAKEちゃん at 22:50│Comments(3)
│ボート
この記事へのコメント
言ってくれれば
北海道時代に何度もやってたのにー
ねじ込んでいれる時は 羽に傷が入る事ありますので注意ですね
私は時に三本くらいのインシュロックで抑え 入れながらインシュロックを切って入れてました
北海道時代に何度もやってたのにー
ねじ込んでいれる時は 羽に傷が入る事ありますので注意ですね
私は時に三本くらいのインシュロックで抑え 入れながらインシュロックを切って入れてました
Posted by syoji at 2012年04月27日 11:23
作業詳細が鮮明で手に汗です
ボルトのネジ切れ・・・絶体絶命です・・・
しかし執念感じました
お疲れ様でした
ボルトのネジ切れ・・・絶体絶命です・・・
しかし執念感じました
お疲れ様でした
Posted by koja at 2012年04月27日 12:05
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
→syojiさん
なるほど、確かにインシュロックも一つのアイデアですね。
何だかまだまだ他にもアイデアが出てきそう・・・!
→kojaさん
執念感じてもらえましたか・・・!
時間に制約があっただけに、ただただ必死って感じでしたよ・・・!
確かに身も心も疲れました・・・。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
→syojiさん
なるほど、確かにインシュロックも一つのアイデアですね。
何だかまだまだ他にもアイデアが出てきそう・・・!
→kojaさん
執念感じてもらえましたか・・・!
時間に制約があっただけに、ただただ必死って感じでしたよ・・・!
確かに身も心も疲れました・・・。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
Posted by TAKEちゃん
at 2012年04月28日 06:08

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