2012年01月16日
毎日Wタンクで!
今回長期休暇が取れたと、約1週間潜りに来てくれたテックダイバーのYさん!
沖縄はあいにくの空模様と海況が依然続いたままでしたが、ポイントを変えながらも何とか連日潜ることができました・・・。
いくらみっちりテクニカルの講習や資格を習得したとはいえ、やっぱり都会暮らしだと、その後中々頻繁にテック器材を常に装備して海で潜る事もままならず、今後のスキルと感覚が錆付かないようにと、Yさんの今回の一つの目的としては、連日Wタンクをガンガン使い込んで、兎に角体に染み込ませたいという目的意識がありました・・・。

なのでまずは久しぶりだということもあり、1日目はビーチから地味にエントリー・・・!
いつものようにスクーターで牽引しながら沖出しのツーリングダイブ!
でも、バッテリーもモーターもハイパワーのバズーカとはいえ、Wタンクの重装備男2名を長時間1台でどこまで引っ張っていけるのか最初はちょっと不安でしたが、結果的になーんにも問題ありませんでした!

このバズーカ、想像以上にタフなスクーターで、本当に重宝しています!
水中では、夏依頼の再会でしたが、トウアカクマノミのファミリーも変わらず元気に出迎えてくれましたし、魚影も相変わらずでまずまず・・・。

2日目以降の天候が気になりつつも、初日は2ダイブ完了!
感覚もあっという間に取り戻していたようです!
たかがタンク2本付けるだけ・・・なんてあまく見ていると結構痛い目にあうこともあります・・・。
足の着かない水中に潜っていくダイビングという行為にとって、装備する重さとバランスというのはとても重要!

ちょっとした気の緩みで重大な事故にもあっという間に繋がってしまうこともあります・・・。
以前自分にも経験がありましたが、Wタンクの重さにも装着にもちょっと熟れだしてきた頃、Wを背負った後一般的な10Lのシングルタンクのようなつもりで船べりに腰をかけて片足を上げてフィンを装着使用としていた時、タイミング悪くそこに波が来てグラッと船が傾きました・・・、背中側が重いので一気にバランスを崩して、バックロールでエントリーするように後ろから海にドボン・・・!
フィンをまだ履いていなくても、まだマスクを装着していなくても、レギを咥えていなくても、BCにエアーが入っていなくても、それでも10Lのシングルタンクくらいだったら、特に慌てることなくすぐに水面に顔を出せるだろうし、即吸気も出来ることでしょう・・・。
ところが、14LのWタンク・・・。
超マイナス浮力・・・。
特に2本のタンクを連結しているバルブのマニーホールド部分が一番比重の高い部分・・・。
マスクを着けていない、フィンを履いていない、レギを咥えていない、BCが膨らんでいない・・・、この状態で逆さ立ち状態のまま一気に水底に一直線・・・。
呼吸も出来ない、周囲が見えない、逆さになってしまっているので、レギがバラけて探し当てられない、インフレーターが見つからない、物凄い速度で落ちているので耳抜きが追いつかない、水深が増せば落下速度は更に加速・・・。
完全にパニックになるでしょうね・・・!
僕も一瞬意識が朦朧としかけましたが、首からぶら下げているバックアップのレギが、逆立ち状態になったことで運良くちょうど顔に当たり、咄嗟にそれを掴んで口にぶち込みました・・・。
逆さ吊りの状態のまま、ぎりぎりで呼吸源が確保できたので、その後やっと手探りでインフレーターを探し出す事ができ、BCが破裂するんじゃないかという位に必死に吸気・・・。
一瞬タイムラグをおいてから、今度はロケットのように水面へ・・・!
鼓膜も何とか破れず済んで水面に戻れたのである意味九死に一生だったのかもしれません・・・。
しかし、見るとボート上では、僕がそんな危機的状況になっていたことに誰も気づいている様子もなく、Wタンクの男はさっさとバックロールでエントリーしたんだと思っていたんでしょう・・・、普通に器材を背負って皆さんエントリーの準備に余念がありませんでした・・・。
実際、海外でもこのパターンで溺れてなくなっているダイバーも少なくありません・・・。
まぁ、それが自分の中での一つの教訓となっているので、それからは、必ずボートで器材を背負った後はすぐにBCを膨らましておく癖をつけました。
そして船べりに腰掛けてフィンを装着する時は、必ずレギを咥えたまますることにもしています・・・。
これからも、テックダイビングをまだまだ続けて楽しんでいきたいと言っているYさんが、時折、独特な重さとバランスを持つWタンクに精通するために、今回のようにFUNダイブとしてでも積極的に使って、スキル的にも経験的にも馴染ませていくことはとても重要なことだと思います・・・。
O2DIVE OKINAWA/旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive
沖縄はあいにくの空模様と海況が依然続いたままでしたが、ポイントを変えながらも何とか連日潜ることができました・・・。
いくらみっちりテクニカルの講習や資格を習得したとはいえ、やっぱり都会暮らしだと、その後中々頻繁にテック器材を常に装備して海で潜る事もままならず、今後のスキルと感覚が錆付かないようにと、Yさんの今回の一つの目的としては、連日Wタンクをガンガン使い込んで、兎に角体に染み込ませたいという目的意識がありました・・・。
なのでまずは久しぶりだということもあり、1日目はビーチから地味にエントリー・・・!
いつものようにスクーターで牽引しながら沖出しのツーリングダイブ!
でも、バッテリーもモーターもハイパワーのバズーカとはいえ、Wタンクの重装備男2名を長時間1台でどこまで引っ張っていけるのか最初はちょっと不安でしたが、結果的になーんにも問題ありませんでした!
このバズーカ、想像以上にタフなスクーターで、本当に重宝しています!
水中では、夏依頼の再会でしたが、トウアカクマノミのファミリーも変わらず元気に出迎えてくれましたし、魚影も相変わらずでまずまず・・・。
2日目以降の天候が気になりつつも、初日は2ダイブ完了!
感覚もあっという間に取り戻していたようです!
たかがタンク2本付けるだけ・・・なんてあまく見ていると結構痛い目にあうこともあります・・・。
足の着かない水中に潜っていくダイビングという行為にとって、装備する重さとバランスというのはとても重要!
ちょっとした気の緩みで重大な事故にもあっという間に繋がってしまうこともあります・・・。
以前自分にも経験がありましたが、Wタンクの重さにも装着にもちょっと熟れだしてきた頃、Wを背負った後一般的な10Lのシングルタンクのようなつもりで船べりに腰をかけて片足を上げてフィンを装着使用としていた時、タイミング悪くそこに波が来てグラッと船が傾きました・・・、背中側が重いので一気にバランスを崩して、バックロールでエントリーするように後ろから海にドボン・・・!
フィンをまだ履いていなくても、まだマスクを装着していなくても、レギを咥えていなくても、BCにエアーが入っていなくても、それでも10Lのシングルタンクくらいだったら、特に慌てることなくすぐに水面に顔を出せるだろうし、即吸気も出来ることでしょう・・・。
ところが、14LのWタンク・・・。
超マイナス浮力・・・。
特に2本のタンクを連結しているバルブのマニーホールド部分が一番比重の高い部分・・・。
マスクを着けていない、フィンを履いていない、レギを咥えていない、BCが膨らんでいない・・・、この状態で逆さ立ち状態のまま一気に水底に一直線・・・。
呼吸も出来ない、周囲が見えない、逆さになってしまっているので、レギがバラけて探し当てられない、インフレーターが見つからない、物凄い速度で落ちているので耳抜きが追いつかない、水深が増せば落下速度は更に加速・・・。
完全にパニックになるでしょうね・・・!
僕も一瞬意識が朦朧としかけましたが、首からぶら下げているバックアップのレギが、逆立ち状態になったことで運良くちょうど顔に当たり、咄嗟にそれを掴んで口にぶち込みました・・・。
逆さ吊りの状態のまま、ぎりぎりで呼吸源が確保できたので、その後やっと手探りでインフレーターを探し出す事ができ、BCが破裂するんじゃないかという位に必死に吸気・・・。
一瞬タイムラグをおいてから、今度はロケットのように水面へ・・・!
鼓膜も何とか破れず済んで水面に戻れたのである意味九死に一生だったのかもしれません・・・。
しかし、見るとボート上では、僕がそんな危機的状況になっていたことに誰も気づいている様子もなく、Wタンクの男はさっさとバックロールでエントリーしたんだと思っていたんでしょう・・・、普通に器材を背負って皆さんエントリーの準備に余念がありませんでした・・・。
実際、海外でもこのパターンで溺れてなくなっているダイバーも少なくありません・・・。
まぁ、それが自分の中での一つの教訓となっているので、それからは、必ずボートで器材を背負った後はすぐにBCを膨らましておく癖をつけました。
そして船べりに腰掛けてフィンを装着する時は、必ずレギを咥えたまますることにもしています・・・。
これからも、テックダイビングをまだまだ続けて楽しんでいきたいと言っているYさんが、時折、独特な重さとバランスを持つWタンクに精通するために、今回のようにFUNダイブとしてでも積極的に使って、スキル的にも経験的にも馴染ませていくことはとても重要なことだと思います・・・。
O2DIVE OKINAWA/旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive
Posted by TAKEちゃん at 13:24│Comments(0)
│テクニカルダイビング
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。