2010年03月02日

海底戦跡保全調査会

今日はダイビングネタとはちょっと違うのですが・・・。

今では私達のライフワークとなってしまった、ボランティア団体としての「海底戦跡保全調査会」では、数々の貴重な戦争資料をこの活動を通しての人との出会いや、海でのダイビングそのものなどから発見してきました。

その一環として、昨年正式な調査機関にて鑑定提出していた数ある資料の中から、広島原爆にかかわる戦争資料として、戦争当時広島に飛び立つ直前の「エノラゲイ」と「テニアン飛行場」の2点の写真が、大変貴重な資料として認定され、今回「広島平和記念資料館」より寄贈依頼を受け、正式に寄贈する運びとなりました・・・。

海底戦跡保全調査会

今まで65年以上の間、アメリカの片田舎の机の引き出しの中にずっとしまわれていたこの写真が、自分達のちょっとした行動によって、今では貴重な資料として世界中に公開される事になるなんて、ある意味凄い事だよなーって感心してます・・・。

またこの件とは別ですが、以前友人が今まで人が立ち入った事のないようなパラオの奥地まで遺骨収集に行った時、ある洞窟を発見してます。
その中には戦争当時の日本兵のありのままの無残さがそのままあったそうです・・・。

その中に、地面に仰向けに倒れ、両足を壁に持ち上げてついたまま白骨化している遺体があったそうです。
身体は地面に崩れ落ちているものの、靴が両方そのまま壁に張り付いたままになっていて、その靴の中から足の骨だけが飛び出ていたそうです。

その周りには青い小瓶が数個転がっていたそうです。
多分青酸カリでしょう・・・。

そしてノートもそこにあったそうです。

僕も記憶がちょっとおぼろげですが、確かノートの表紙には「那覇第二中学?(高校?)」島袋・・・、と書かれていたと聞きました。

下の名前をちょっと忘れてしまったのですが、沖縄から戦地に行った島袋さんと言う方の遺骨が間違いなくそこにあります。

多分、県内の事ですからちゃんと調べれば、ご遺族の方はすぐ見つかると思います。

ですが現在のところ、仮に身元がそこまで判ったとしても、島から何一つ持って帰ってくることが出来ません。

パラオ政府は、この遺骨や遺留品の一つすらも島から持ち出しを法的に禁止しています。

前に、こっそり遺品を持ち出して空港で捕まったカナダ人ジャーナリストがいましたが、釈放するのに800万かかったそうです・・・。

じゃあ、このままにしておいてもいいのだろうか・・・・?

島袋さんの遺骨、または遺品を沖縄の地に持ち帰る為には一体どうしたらいいだろうか・・・・?




O2DIVE OKINAWA/旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive



Posted by TAKEちゃん at 11:03│Comments(2)
この記事へのコメント
・遺族会に相談する
・厚生労働省に相談する
・現地日本大使館に相談する
Posted by 介護師 at 2010年03月05日 19:41
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

それらは既に全て手は尽くしてみてるんですが、何せ戦後保障の政治絡みの問題なので、そう簡単には進まないのが現状なんですよ・・・。

悲しい問題ですねよね・・・。

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Posted by すぎうら at 2010年03月07日 17:44
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