2009年10月16日

シガテラ毒の巧妙

沖縄で「アカナー(バラフエダイ)」と言えば、昔から大抵の人は避けたがる魚だ!

シガテラ毒の巧妙

大きな固体で1mくらいになると言うので、釣り人には人気のある魚だけど、これがいざ「食べる」となると、普通は敬遠される・・・。

それは「シガテラ毒」という毒性を体内に持っているからだ!
まぁ、河豚の毒と同じと言うことかな・・・。

毒性の強さも当たるも当たらないも色々いわれている。

「痩せているものは危ない」とか、「黒ずんでいるものは当たる」とか、「大きいものはヤバイ」とか、「刺身だったら大丈夫」だとか・・・。
その毒性と強さについてはまちまであるようだ。

毒に当たらない事を前提とすれば、このアカナー、とっても美味しいらしい・・・!
この味わいの為に一か八かの博打に出る食通もいるという!

先日、商店街の集まりで「おでん だるま」で飲んでると、隣に座っていた「丸清堂」の清盛さんが、「リウマチがひどくなって痛くてたまらない」と言っていた。
そこへだるまの女将さんが割り込んできて「だったら一か八かでアカナー食べてみたらいいさー」と言う。
続きを聞いてみると、昔いた従業員のおばちゃんが、煮付けてた魚汁をつまみ食いしたところ、しばらくして口の中がピリピリしびれて麻痺を起こし体中に痺れが走って痙攣を起こしたらしい。
ミーバイだと思っていた魚はどうやらアカナーだったそうだ。

命まで・・・と言うほど強い毒じゃないと言うので、そのおばちゃんも助かったそうだが、それまで長年ひどく苦しんでいたリウマチが、何故か嘘のようにいっぺんに直ってしまったらしい。

確かに聞いてみると、昔からとある東海岸の一部の地域にはそれも一つの荒療法として前々から言い伝えられていたと言う。

毒を持ってしての琉球療法?

それも薬のない時代の療法だったのだろうか?

しかし味は抜群のアカナー、何かの効能になる可能性のあるシガテラ毒・・・。
これをちゃんと意図的に分離したり抽出できる研究が進んだら、大きな社会貢献になるのでは・・・?

またまた興味の対象が一つ増えてしまった・・・!

おばちゃんのつまみ食いとリウマチが治ったことにビックリしていて最後まで聞けなかったけど、何でその時だるまではアカナーを煮付けていたのだろうか?

お客に出すその日のメニュー・・・?

こわ~・・・。



O2DIVE OKINAWA/旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive



Posted by TAKEちゃん at 16:05│Comments(4)
この記事へのコメント
確かにこうした昔からの荒療治は効きますよね。
小生は大深度潜水で痛風の発作が和らげられることを引き続き研究致します?!
Posted by 大佐 at 2009年10月17日 09:35
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

大佐殿!是非お願いがあります!

高圧力下だと通風の痛みが和らぐ事はもう身をもって実験済みでしたよね!
また、ウミウシ舐めると舌がピリピリするなんていう体験もしてますよね!

是非今度は、アカエー食べて「通風」にどう効くのか実験してみませんか?

世紀の実験!大役ですよ!

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
Posted by TAKE at 2009年10月17日 17:40
新たな研究テーマ、了解しました。
アカナーが痛風に効くかどうかも、いちかばちか試してみましょう!

特攻前夜に御馳走ふるまわれたのと似てますねが、アカナー最上級品を御用意しておいて下さい♪
Posted by 大佐 at 2009年10月19日 14:41
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

>>特攻前夜に御馳走ふるまわれたのと似てますね・・・。

よりによって「特攻前夜のご馳走」って、メチャメチャ笑いましたよ大佐!

でも確かに気分はそんな感じですよね・・・。

了解です。
近所には経験ある居酒屋が沢山あるから任せて下さい!

是非肩組んで「同期の桜」歌ってから見事散りましょう!

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
Posted by TAKEちゃんTAKEちゃん at 2009年10月19日 17:05
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