
2009年06月19日
ナツコと因果関係・・・
「因果関係」という言葉がある・・・。
個々を見ているだけでは双方は一見何の関係性も無いように見えるが、実はそれらはしっかり繋がった関係を持ち、だからこそ結果的に形作られている答えの関係性を持っているという事だ。
僕は、ダイビングを楽しむことで海という環境を知りました。
そしてダイビングを始めたことで、沖縄の過去と歴史を知り、結果取り巻く世界情勢までも知ることとなった・・・。
これは僕が持たされた因果関係と言ってもいい・・・。
先日、沖縄タイムス方から教えてもらい、今ハマっている本がある。
「ナツコ 沖縄密貿易の女王」というノンフィクションである。
この本にのめり込んだきっかけは、先日の不発弾調査で、今まで僕の知らなかった歴史の新事実を中村さんから教えてもらったからだ・・・。
今まで僕は不発弾というものは、戦時中に使用されたものが、何らかの理由で爆発することなく現在までそこに残されたものだと勝手に決め付けていた。
しかし、実態はそれだけではなく、処分しきれない軍事兵器を意図的に海に捨てたものも多く存在することを聞かされ驚いた。
今更と言えば今更であるが、確かにそんなことがあってもおかしくなかったかもしれない。
特に先日調査した伊江島、水納島周辺には、太平洋戦争終結後、今度は朝鮮戦争に行くため米軍は伊江島の基地内の不要になった弾薬や爆弾などの整理で、正当な処分と手続きを面倒くさがり、周辺の海域に船からボンボン捨て去っていったという。
中村さん達がまだ若い頃、周辺の海底には新品の8インチ砲弾や銃弾などがまだ油紙などに包まれて、そのままの状態であちこちに散乱していたと言う。
僕にとって不思議だったのはそこからである・・・。
素潜りであろうとスクーバであろうと、当時一体何のために誤爆というリスクを背負ってまでそれらを引き揚げてきたり集めていたりしたのか?
弾頭は上手に外して中から火薬を抜くか、小さい銃弾ならば手っ取り早くハンマーでお尻を叩いて弾頭を発射させて、薬きょう部分を集めていたのだという。
これによって当時は事故で亡くなる方が多かったと聞く。
一体その薬きょうはどうするのか?
材質である真鍮が高く売れるから、台湾や香港に「密貿易」していたというのだ。
また、中には実弾などもそのまま売れて香港マフィアに流れていたものも一部あったという。
金儲けのために?
いや、戦後の混乱期と貧困から生きるために何でもした結果だったという・・・。
法律? ルール? それでは食べていけない、生きていけなかったのだという・・・。
そんな戦前戦後の沖縄の貧しい時代に、与那国島を拠点に沖縄の密貿易裏社会を牛耳っていた女性が実在していたらしい。
沖縄密貿易の女王と言われた「ナツコ」という女性である。

この「ナツコ」という密貿易の女王をノンフィクションで書き下ろした本に、僕は今必然的にはまっているのだった。
僕は沖縄でダイビングを追求していたら、過去の戦争を知ることとなった・・・・。
戦争を知りだしたら戦後の沖縄を知りたくなった・・・・。
その延長線上に「ナツコ」という女性の人生と人物像がリンクしてきた・・・。
戦後の混乱期を生きた沖縄密貿易の女王ナツコと僕のダイビング・・・、一見何の関係性も無いようだが、確実に延長線上に登場してきたのである。
これも因果関係というものなのだろう・・・。
O2DIVE OKINAWA/旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive
個々を見ているだけでは双方は一見何の関係性も無いように見えるが、実はそれらはしっかり繋がった関係を持ち、だからこそ結果的に形作られている答えの関係性を持っているという事だ。
僕は、ダイビングを楽しむことで海という環境を知りました。
そしてダイビングを始めたことで、沖縄の過去と歴史を知り、結果取り巻く世界情勢までも知ることとなった・・・。
これは僕が持たされた因果関係と言ってもいい・・・。
先日、沖縄タイムス方から教えてもらい、今ハマっている本がある。
「ナツコ 沖縄密貿易の女王」というノンフィクションである。
この本にのめり込んだきっかけは、先日の不発弾調査で、今まで僕の知らなかった歴史の新事実を中村さんから教えてもらったからだ・・・。
今まで僕は不発弾というものは、戦時中に使用されたものが、何らかの理由で爆発することなく現在までそこに残されたものだと勝手に決め付けていた。
しかし、実態はそれだけではなく、処分しきれない軍事兵器を意図的に海に捨てたものも多く存在することを聞かされ驚いた。
今更と言えば今更であるが、確かにそんなことがあってもおかしくなかったかもしれない。
特に先日調査した伊江島、水納島周辺には、太平洋戦争終結後、今度は朝鮮戦争に行くため米軍は伊江島の基地内の不要になった弾薬や爆弾などの整理で、正当な処分と手続きを面倒くさがり、周辺の海域に船からボンボン捨て去っていったという。
中村さん達がまだ若い頃、周辺の海底には新品の8インチ砲弾や銃弾などがまだ油紙などに包まれて、そのままの状態であちこちに散乱していたと言う。
僕にとって不思議だったのはそこからである・・・。
素潜りであろうとスクーバであろうと、当時一体何のために誤爆というリスクを背負ってまでそれらを引き揚げてきたり集めていたりしたのか?
弾頭は上手に外して中から火薬を抜くか、小さい銃弾ならば手っ取り早くハンマーでお尻を叩いて弾頭を発射させて、薬きょう部分を集めていたのだという。
これによって当時は事故で亡くなる方が多かったと聞く。
一体その薬きょうはどうするのか?
材質である真鍮が高く売れるから、台湾や香港に「密貿易」していたというのだ。
また、中には実弾などもそのまま売れて香港マフィアに流れていたものも一部あったという。
金儲けのために?
いや、戦後の混乱期と貧困から生きるために何でもした結果だったという・・・。
法律? ルール? それでは食べていけない、生きていけなかったのだという・・・。
そんな戦前戦後の沖縄の貧しい時代に、与那国島を拠点に沖縄の密貿易裏社会を牛耳っていた女性が実在していたらしい。
沖縄密貿易の女王と言われた「ナツコ」という女性である。

この「ナツコ」という密貿易の女王をノンフィクションで書き下ろした本に、僕は今必然的にはまっているのだった。
僕は沖縄でダイビングを追求していたら、過去の戦争を知ることとなった・・・・。
戦争を知りだしたら戦後の沖縄を知りたくなった・・・・。
その延長線上に「ナツコ」という女性の人生と人物像がリンクしてきた・・・。
戦後の混乱期を生きた沖縄密貿易の女王ナツコと僕のダイビング・・・、一見何の関係性も無いようだが、確実に延長線上に登場してきたのである。
これも因果関係というものなのだろう・・・。
O2DIVE OKINAWA/旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive
Posted by TAKEちゃん at 02:48│Comments(0)
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