2009年04月04日
USS Emmons 追悼ダイビング!
さて今日は、4月4日!

本当は4月6~7日にかけてですが、1945年4月7日・・・、64年前に沈んだUSS Emmons の命日です。
4月6日7日は平日で、仕事を休めない人たちが多いので、土曜日の今日を利用して、USS Emmons の追悼ダイビングを行いました!
あたかも、我々を待ってましたかのように水面はベタ凪でした!
と言っても、他方でUSS Emmons Wreck をこよなく愛する在沖米軍人ダイバー達に、日本人代表?日本人ダイバーとしてはボクだけわざわざ招待頂き、エモンズの追悼ダイビングを彼らと一緒に行ってきたのです!
日頃からよく知っているアメリカ人ダイバーより、初めて会うアメリカ人ダイバーが圧倒的に多かった今日のダイビング!
ボートを2隻だして、総勢30名位のアメリカ人ダイバーと1名の日本人ダイバーです!
今日のアメリカ一色に染まっている愛国ムードの中、一人だけ日本人が混じっていて、おまけにボクのスーツポケットにはでかでか「日の丸」のワッペンが張ってあり、ボクのことを知らないアメリカ人ダイバー達は、日本軍に沈められたエモンズを目の前にして、日の丸を掲げた元敵国の日本人ダイバーに今どう接していいかわからない様なぎこちないそぶりでした・・・。
しかし1ダイブを終え、ボート上でたわいもない話しをし出せば、そこは元々国境を越えた同じWreck 好きのWreck Diver 達です!21世紀となった現在、日米など関係なくダイバー同士としてすぐに打ち解け大いにいろんな話で盛り上がりました!
そう!今!大いに盛り上がって楽しそうにボート上で談話している日本人ダイバーとアメリカ人ダイバーである僕らの真下45mには、64年前の、日本人とアメリカ人が憎しみあい、殺し合い、世界最大の戦争を行っていた象徴の一つである「戦争遺跡」USS Emmons が横たわっているのです。
海の底から、64年前エモンズと共に散った70名近くのアメリカ兵と、5機に搭乗していた5名以上の日本の特攻兵達は、そんな将来絵図の我々の姿をどう思って見つめていたのだろうか・・・。
ボクは少なくとも、彼らの死が決して無駄じゃなかった事の一つのシーンを、間近で見せてあげられたのではないかと勝手に思っている・・・。
今日は本当の意味で「追悼」と言う言葉にふさわしく、意味のあるダイビングを行えたと満足している。
そしてこんなメモリアルな日に、元敵国の日本人であるボクを快く招き入れられる、そんな奴らはやはりそれがアメリカ人なんだと、本当に痛感させられました・・・。
そして、第一砲塔に、星条旗を掲げ皆で記念撮影を行いたかったのだけど!

ただ、Emmons Wreck に慣れている我々テックダイバーだけではなく、ビギナーダイバーも今日は大勢いたので、水中ではもう皆んなバラバラ・・・。
結局、全員が一箇所に中々まとまることが出来ず、全員での記念撮影は出来ませんでしたけど・・・。
そんなとこもついでにアメリカ人だなーって思いました!!!

さて、先月潜っていて見つけたのですが、禁止している船内に続くぺネトレーションルートにいつの間にか誰かが船内部に向かってラインを張っているのです!!!!。
エモンズを昔からレギュラーで利用している日米のショップ間やダイバー同士の合意でも、原則的に一般の内部進入は禁止にしているのですが、目を盗んでこうあからさまにラインを張って残しているとんでもない輩にびっくりしました!
日本人ダイバーなのかアメリカ人ダイバーなのかまだ探せていませんが、犯人はちょっとテックをかじっている物の仕業に見受けられます。
しかもケーブかぶれだと感じます。
駆逐艦クラスの軍艦ぺネトで、ラインを使用するなんて言語道断!自殺行為だということを知らないのでしょう・・・。
しかもあんなラインの張り方なんて、単なる自殺行為です!
と言うことで2ダイブ目は、有無を言わさずそのラインを「強制撤去」です!
実際撤去する際、内部で複雑に引っかかっているラインを取り除くのに、僕自身がこのラインに絡まってしまい、取り外すだけで心拍数とガス消費が一気に跳ね上がりましたよ!

きっとそのダイバーもこのブログをチェックしていることでしょう!
Emmons という貴重で意味のあるWreck を末永く楽しみたいのでしたら、自分の興味本位だけのダイビングは慎んでいただきたいと願います。
内部には当然未だ無数の爆弾系が所狭しと散乱しています。
前々から海上自衛隊に、現在は通報もないことで黙認という形になっているとの事ですが、もし事故が起こったらエモンズとその周辺海域は「封鎖」しなければならないと直接言われています。
そうなったら、沖縄の歴史的な資料としても大きなものを失うことになるかもしれませんので、是非そうならないように自覚して潜って欲しいと思います。
まぁ、そんなこんなで、今日は様々な角度からも意味深く有意義な「追悼Wreck Dive」 となりました!
毎年恒例になりそうです!
O2DIVE OKINAWA/旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive
本当は4月6~7日にかけてですが、1945年4月7日・・・、64年前に沈んだUSS Emmons の命日です。
4月6日7日は平日で、仕事を休めない人たちが多いので、土曜日の今日を利用して、USS Emmons の追悼ダイビングを行いました!
あたかも、我々を待ってましたかのように水面はベタ凪でした!
と言っても、他方でUSS Emmons Wreck をこよなく愛する在沖米軍人ダイバー達に、日本人代表?日本人ダイバーとしてはボクだけわざわざ招待頂き、エモンズの追悼ダイビングを彼らと一緒に行ってきたのです!
日頃からよく知っているアメリカ人ダイバーより、初めて会うアメリカ人ダイバーが圧倒的に多かった今日のダイビング!
ボートを2隻だして、総勢30名位のアメリカ人ダイバーと1名の日本人ダイバーです!
今日のアメリカ一色に染まっている愛国ムードの中、一人だけ日本人が混じっていて、おまけにボクのスーツポケットにはでかでか「日の丸」のワッペンが張ってあり、ボクのことを知らないアメリカ人ダイバー達は、日本軍に沈められたエモンズを目の前にして、日の丸を掲げた元敵国の日本人ダイバーに今どう接していいかわからない様なぎこちないそぶりでした・・・。
しかし1ダイブを終え、ボート上でたわいもない話しをし出せば、そこは元々国境を越えた同じWreck 好きのWreck Diver 達です!21世紀となった現在、日米など関係なくダイバー同士としてすぐに打ち解け大いにいろんな話で盛り上がりました!
そう!今!大いに盛り上がって楽しそうにボート上で談話している日本人ダイバーとアメリカ人ダイバーである僕らの真下45mには、64年前の、日本人とアメリカ人が憎しみあい、殺し合い、世界最大の戦争を行っていた象徴の一つである「戦争遺跡」USS Emmons が横たわっているのです。
海の底から、64年前エモンズと共に散った70名近くのアメリカ兵と、5機に搭乗していた5名以上の日本の特攻兵達は、そんな将来絵図の我々の姿をどう思って見つめていたのだろうか・・・。
ボクは少なくとも、彼らの死が決して無駄じゃなかった事の一つのシーンを、間近で見せてあげられたのではないかと勝手に思っている・・・。
今日は本当の意味で「追悼」と言う言葉にふさわしく、意味のあるダイビングを行えたと満足している。
そしてこんなメモリアルな日に、元敵国の日本人であるボクを快く招き入れられる、そんな奴らはやはりそれがアメリカ人なんだと、本当に痛感させられました・・・。
そして、第一砲塔に、星条旗を掲げ皆で記念撮影を行いたかったのだけど!
ただ、Emmons Wreck に慣れている我々テックダイバーだけではなく、ビギナーダイバーも今日は大勢いたので、水中ではもう皆んなバラバラ・・・。
結局、全員が一箇所に中々まとまることが出来ず、全員での記念撮影は出来ませんでしたけど・・・。
そんなとこもついでにアメリカ人だなーって思いました!!!
さて、先月潜っていて見つけたのですが、禁止している船内に続くぺネトレーションルートにいつの間にか誰かが船内部に向かってラインを張っているのです!!!!。
エモンズを昔からレギュラーで利用している日米のショップ間やダイバー同士の合意でも、原則的に一般の内部進入は禁止にしているのですが、目を盗んでこうあからさまにラインを張って残しているとんでもない輩にびっくりしました!
日本人ダイバーなのかアメリカ人ダイバーなのかまだ探せていませんが、犯人はちょっとテックをかじっている物の仕業に見受けられます。
しかもケーブかぶれだと感じます。
駆逐艦クラスの軍艦ぺネトで、ラインを使用するなんて言語道断!自殺行為だということを知らないのでしょう・・・。
しかもあんなラインの張り方なんて、単なる自殺行為です!
と言うことで2ダイブ目は、有無を言わさずそのラインを「強制撤去」です!
実際撤去する際、内部で複雑に引っかかっているラインを取り除くのに、僕自身がこのラインに絡まってしまい、取り外すだけで心拍数とガス消費が一気に跳ね上がりましたよ!
きっとそのダイバーもこのブログをチェックしていることでしょう!
Emmons という貴重で意味のあるWreck を末永く楽しみたいのでしたら、自分の興味本位だけのダイビングは慎んでいただきたいと願います。
内部には当然未だ無数の爆弾系が所狭しと散乱しています。
前々から海上自衛隊に、現在は通報もないことで黙認という形になっているとの事ですが、もし事故が起こったらエモンズとその周辺海域は「封鎖」しなければならないと直接言われています。
そうなったら、沖縄の歴史的な資料としても大きなものを失うことになるかもしれませんので、是非そうならないように自覚して潜って欲しいと思います。
まぁ、そんなこんなで、今日は様々な角度からも意味深く有意義な「追悼Wreck Dive」 となりました!
毎年恒例になりそうです!
O2DIVE OKINAWA/旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive
Posted by TAKEちゃん at 18:26│Comments(0)
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