★★★ アサヒセンスイの潜りと器材の日々 ★★★

いよいよ来月からWBCが始まる！

WBCとは、野球のワールドカップのことだ。
昨年から始まったWBCの記念すべき第一回大会の優勝国はなんとわが日本である！
名付けて「侍ジャパン」がそれなのだ！

しかしボクは特別に野球が好きだというわけではない。
どちらかと言うと、あの野球の熱烈なファンをみて「何であそこまで熱くなれるんだーろー」と冷ややかに見ている方だ。
しかしWBCだけは別だ！

国対国と言うナショナリズムを煽られることもあるんだけど、やはりお目当てのイチローが日本代表として出場するからである！

ボクはそんなイチローが大好きなのだ。

あのストイックに野球を追求する姿勢や努力。
決して金のために動いている事は微塵も感じられない。
たまにTVに出ても、あの野球全体に対する情熱の固まりトーク。
そして練習風景や試合中でも、常にファンに対する野球の楽しさや可能性を自ら動きアピールして見せてくれる。
こんなプレーヤーはボクは今までみたことがない。
いつしかイチローに魅せられている自分がいて、いつの間にか段々野球を見せられていく・・・。

これがプロなんだなー・・・、って純粋に思います。
彼ぞまさしくプロ野球選手なんだってストレートに思えます。

契約金や移籍費用が何億円だの何十億円だの・・・。
ホームランを何本打っただの記録がどうだの・・・。

そんな事はボクにとってはどうでもいいことであって、むしろ減滅していく一方である。

地味であってもイチローの姿勢や努力や動き言動、そして出す結果によってバックグラウンドである元来の野球の楽しさが伝わってくるのだ。

やはり万物に通ずるものがあるけど、「人ありき」の「物事」なのだと身近に痛感させられるのがイチローの存在なのだ。

我々のフィールドであるダイビングもそうじゃなくちゃいけない・・・。

ダイビング客がダイビングに飽きだすのは、野球ファンが野球を詰まらなくなったと感じ出す事と同じだろう。
つまり、人ありきの物事であるならば、野球選手に面白みを感じなくなったから野球全体がつまらなくなる。
ダイバーやガイドのダイビングに対する可能性に興味がなくなったからダイビングが飽きてきた・・・。
そう繋がると僕は思っている。

つまりダイビング産業全体をこれからどうするのか？どうしたいのかは、経済や社会状況のせいではないという事だ。

我々先頭を切るダイバーが、ダイビングで行える可能性と楽しさを伝え切れていない。
自ら表現していない。
アピールしていないことが最も大きな原因なのだ・・・。

そう、それはイチローが身をもって教えてくれたことなのだ・・・。

と言うことでボクも業界人として不甲斐なさを反省しつつ、今年は色々可能性の拡張にチャレンジしてみようと思う。

ん～、何しようかな・・・。

取り合えず、120m潜水を成功させて・・・。
新しい沈没船を発見して・・・・。
未知なる水中洞窟を探検して・・・。

俺、なんだか死にそう・・・。



O2DIVE OKINAWA／旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive