★★★ アサヒセンスイの潜りと器材の日々 ★★★

今日はお店でNHKの取材をうけました。

クジラの撮影やジンベエザメ、エモンズや沈没船の撮影等、いままで水中撮影関連の仕事は結構やってきたほうですが、僕自身が取材対象になるのは初めての事でした。

スポットライトを当てられ、ガンマイクをぶら下げられ、カメラを目の前に構えられて「はい、お願いします！」って言われても・・・。
語るには語ったんだけど一体何を喋ったのか・・・、しどろもどろでつじつまがあってるのかあってないのか？？？
難しいなー、本当に伝えたい事をカメラの前で伝えるというのは・・・。

ところで一体何を取材しているのかというと、兼ねてから僕が行っているレックダイブ！取り分け負の遺産となった「戦没船」を初めとする沖縄の「もう一つの海」を、何とか歴史教育や平和教育の一環とした「学習ダイビング」に結び付けられないかという取り組みです。

21世紀となった現在でも、この沖縄の海には綺麗なサンゴに覆われるように「不発弾」やアメリカ軍が残していった殺戮兵器の残骸がいまだ沢山転がっています。
それを単に危険物として処理するだけではなく、そのものを一人一人が直接目の当たりにする事で沖縄の「もう一つの海」が見えてくることでしょう。
これからの沖縄のダイビングシーンはレジャーという狭い枠を飛び越えて、歴史背景や平和教育も兼ね備えた学ぶ為のツールとしてダイビングを活用していってもいいのではないかと考えます。

そう、いつも未来の答えは海の中に沈んでいるのです。

沖縄にはそんなフィールドがまだまだ残されている貴重な学べる絶好の海底なのです。
まだまだ一般には受け入れがたいスタイルかもしれないけど、きっと近い将来確立された分野となる事でしょう。

今回の取材は、そんな将来への一歩となる大切なプロジェクしでもあるのです。

初回はすぐ目の前の浅瀬に散乱している大量の「不発弾」を海底からお届けしたいと思います。

※確定した放映日はまた追ってご報告いたします！


O2DIVE OKINAWA／旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive