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2008年08月24日

レックダイブは肝だめし・・・?

どこの誰が探し出してくるのか知らないけど、山の中の廃虚となった家屋や病院跡、廃校となった学校跡、曰くつきのホテル跡などなど・・・、よくTVなどにも紹介される心霊スポット!!!!

鬱蒼と生い茂る山や森の中のひとけの全くないそれらの建物は、ただでさえ日中の明るさでもゾっとするたたずまいに増して、深夜ライトを片手に肝だめしに出かける輩が結構いるのに驚かされる・・・。
勝手に作り上げる想像上の怖さとは別に、やはり元々人の出入りや人の生活跡地には通常何かしらの念が残っているだろうに・・・。
面白半分にそのような場所に出入りしていると、非科学的な現象が発生したり周波数の合ってしまう者は最悪憑いてしまっても僕は不思議とは思わない。
僕は特にそんな心霊スポットに興味はないし、そんな事で肝だめしする意味も分からない・・・。
また人の念の存在ということもある程度信じているから、僕は今まで決してその様な場所に面白半分に近づく事はしない!
もちろんこれからもするつもりは全くない!
だってメチャメチャ怖いもんねー!

でも・・・、最近気が付いちゃったのです!
俺、知らず知らずにかなりの頻度で最大の心霊スポットに出かけては肝だめしを繰り返している事に・・・。
分かっていたくせに、あえて認識していなかった・・・。

レックダイブ・・・、それです・・・・。

しかも僕がライフワークに掲げているレックは全て「戦没船」・・・・。
そう、過去最大の戦争で正にそこで無数の人間が無念の中、確実に戦死してる事が分かっているその戦没船・・・・、レックダイブ・・・。
正にピンポイントでそこにめがけて、何だか横文字だから麻痺していたけど「レックダイブ」という名の下に、なんと僕は最大の肝だめしを繰り返しているのではないか!!!!
大勢の死者をそこで出して沈んでいる事を十二分に知りながらそこに何かを求めて潜るダイビングと、山の中の心霊スポットと呼ばれる廃虚に肝だめしのために出かけていく者と、実は本質的に何も変わらない事に突然気が付いたのです!!!

レックダイブが好きなダイバーは、元来その船が好きだからというわけでもないし、その沈んでいる船をただ見たいだけでもないのです!
それは確実にほぼ全員といってもいいでしょう!
根本的にあるものは「中に入ってみたい!」、なのです。
本来沈んでいる船の内部を泳いで探検がしたいのです。
元々そこに人間が活動していた痕跡や生活していた跡、誰かが歩いていたであろう通路や部屋をアクアラングをつけて泳いで通過してみたいのです・・・。
ともすれば、内部で何か発見したり見つけたりすることが出来るんじゃないかとさえ思っているはずです。
僕はこれがレックダイブを行いたいというダイバーの本質だと思う。
という事は、深夜、心霊スポットの廃虚の中をライト片手に肝だめしする輩と、水中ライト片手に沈没船の内部を探検するダイバーとなんら変わらない事に気がついたのです!

実際エモンズレックでも今まで不思議な出来事がなかったわけではない!
説明のつかない出来事も確かにありました・・・。
でも、そういうところへあえてアプローチしていくんだから、僕自身そこでそんな事があっても不思議ではないことを、どこかしらで自然に受け入れていたんでしょうね・・・。

レックダイブ・・・、「冒険」「探検」「挑戦」・・・、実はそんなかっこいいものではないかも知れない。
どこかしら「肝だめし」に似た単なる好奇心・・・、の延長線なのかも・・・。



O2DIVE OKINAWA/旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive



Posted by TAKEちゃん at 01:10│Comments(4)
この記事へのコメント
確かに・・・そうですね。

レックに限らず、洞窟系もそうだと思いますが、特に辺戸岬に行った際に、
行方不明になられた方の話を聞いてから行くのと、知らないで行くのとでは
全く違い、まさにそれが肝試しな気がします。

ただ、レックダイブが単なる肝試しと違うのは、そこには相当数の
人間の思考、思想が確実に存在している点ではないかと思います。

東条英機始め、如何に当時の陸軍がアホだったかとか
歴史的背景や知識無しに潜るのとでは、その現場が出している
周波数にシンクロするレンジの誤差(ノイズ)は全然違うかもしれません。

あのエモンズ以降、かなり太平洋戦争オタクと化しあらゆる知識を
詰め込んで、靖国に参拝にも行くようになってしまった私ですが、
先日戦艦大和の日記がありましたが、そこには単なる探究心、
好奇心のみならず敵船に当たることなく迷走していった
回天なども探してあげたいと思うのは僕だけでしょうか・・・。
Posted by SERADA at 2008年08月25日 11:49
ダイビング全般もそうですが、とりわけレックダイブなどは「ストーリー」がとても大事ですね!
なぜ?どうしてそこに?どうやって?などの背景や状況など全てが折り重なってその実際のレックダイブ!にリンクすると、今までのレックダイブの数百倍楽しく有意義なものになるでしょう!
その全工程の中には「好奇心」や肝だめし的要因は必ず含まれているものだと思いますよ。

回天もしかりですが、仲間内で既に特殊潜水艇の「海竜」や「蛟龍」の沈没位置特定や潜水許可の申請問い合わせなどはしているんですよ。
大体は絞り込めていますが、潜水予定区域があまりにも特殊な環境なので中々潜れずじまいでいる現状です。
Posted by TAKE at 2008年08月26日 11:53
もうこのHPなんか凄すぎて、悲しくなります。
http://www.geocities.jp/torikai007/1945/turugi.html

早く探してあげましょう
Posted by SERADA at 2008年08月26日 21:45
了解です!

近い将来必ず一隻は我々が浮上させますので期待していてください!
Posted by TAKE at 2008年08月26日 23:47
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