2008年06月06日

USS Emmons/エモンズレック

最近ではすっかりメジャー化した沖縄の沈船ポイントのエモンズレックとなりました。

発見当初は毎回GPSと魚探で位置と海底のエモンズを探してから、毎回毎回40mまでアンカーを手作業で一旦掛けに行くなどしてラインを張っていました。
結構体はしんどかったです。
当時ウチの弟がアンカーを当然フリー潜降で掛けに行って、途中で鼓膜を破り45mの海底で上下左右が分からなくなり死に掛けた事もありました。
その後、別のダイバーがエモンズの船体にラインを結び設置したのですが、当時はまだ水面から隠すように水中ブイを取り付けていました。
理由は、水面にブイを浮かべる事に地元漁協の了解を得られていなかったからです。
これは日本の場合、地元漁協の了解を得ずに勝手に水面にブイなどを浮かべると「水中投棄」とみなされ、逆に訴えられる羽目になる事から水面から隠す必要がありました。
しかしこれでも毎回ドンピシャでブイを見付けられるとは限らず常に探し出すのに手間が掛かっていました。
そしてその後私は今帰仁村議会まで出席して、エモンズの観光利用価値と存在理由を答弁したり、当時の漁業組合長を説得したりと何度となくエモンズの認知を折衝してきました。
実は数年も要しましたが、やっと地元漁協組合員のボートを優先的に使用することを条件にやっと堂々と水面にブイを浮かべられるようになり、今日のエモンズのレックダイビングフィールドに貢献してきたつもりです。



現在はエモンズの船首、中央、船尾と3箇所にブイを取り付けてより潜りやすい環境を整えたのですが、残念な事に毎回毎回エモンズに行く度最低1箇所はブイが無くなっているのです。
恐らくどこかからエモンズに潜りにボートで乗り付けて、ブイの使い方を知らない為切って行ってしまうのでしょう。
切れてしまうのは仕方ないとしてもその後ちゃんと補修してくれればいいのですが、必ず決まってシカトのトンズラです。
心無い利用の仕方でいつも困っています。

そんなこんなで、また今年に入ってから船首側のブイがずっと無くなっていたのを本日やっと補修して新たなブイを取り付けてきました。
いつも我々のポケットマネーとボランティア活動で行っているのです。
そしていつもこんなボランティア活動に積極的にボートを出してくれたり動いてくれるのは、実は日本人ショップではなくアメリカ人ダイバー達です。
日本側のショップサイドとして大いに恥ずかしい気がします・・・。





エモンズにお客さんを案内して料金を頂くプロならば、なぜもっと積極的に自分達のフィールドである沖縄の海のエモンズの環境整備に動かないのか?仕事がしやすい環境を整える努力がないのか?僕はいつも頭を抱えるばかりです・・・。
経済が徐々に高騰している中、お客さんには申し訳ないけどダイビング料金を上げざるを得ないのならば、せめて質を向上させる努力や協力はしないと・・・。
そんなことばかりぼやいてしまう今日この頃です!


O2DIVE OKINAWA/旭潜水技研
http://www7.ocn.ne.jp/~o2dive


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この記事へのコメント
いつも遠く東京より真剣に読ませていただいてます。

本当におっしゃる通りですね。

昨今、自ら命も絶てず、全く関係ない人をも巻き込むアホな人間が増殖してますが、そんな人間はほっておいて、せめてモラルの高い人間で「エモンズを守る会」みたいな会員組織ができればいいですね。

残念ながら、私なんか結局東京にいてできることといったら、高いロープ代と燃料費を補填することしかできません。結局「金か・・・」と自己嫌悪になりますが、現地にいないので、身を提供することはできません。

悲しい限りですが、何かできることがあれば何なりと・・・
Posted by せらぴー at 2008年06月12日 18:59